イタリア代表のトレーニング中に笑顔を見せるブッフォン [写真]=Getty Images
ユヴェントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、ユーロ2016開幕を前に自身のキャリアを振り返った。『UEFA.com』が伝えている。
ブッフォンはユーロ2016に臨むイタリア代表候補30名に選出。本大会登録メンバー23名は31日に発表される予定だが、負傷などのアクシデントが発生しない限り、ブッフォンの選出は確実だ。
現在38歳のブッフォンにとって、今大会が自身4回目のユーロ出場となる。同選手は「これが僕にとって最後のユーロかって? 間違いなくそうだ」と話し、「何事にも始まりと終わりがあるものだ。38歳になった今も良いコンディションを保てるなんて(以前は)思いもしなかった。後悔せずに生きることが一番大切だよ」と、今大会が最後のユーロ出場になるとの考えを明かした。
ブッフォンは20歳の若さで1998年のフランス・ワールドカップのイタリア代表メンバーに選出。しかし、2年後のユーロ2000では開幕直前の負傷により選外となった。ブッフォンは当時を振り返って以下のように語った。
「欠場が決まった時の失望はよく覚えているよ。とはいえ、今までは常に運命を受け入れてきたんだ。全ての挫折が学びの機会になる。それを受け入れることでポジティブに捉えることができるんだよ」
「この大会の素晴らしさだけでなく、祖国の代表としてプレーする名誉を理解できるようになった。それは、ユーロ(2000)に出場できなかったからこそだね。その時以来、自分が成し遂げたことであれば何であろうと、価値を見出せるようになったんだ。以前よりもね」
イタリア代表は31日にユーロ2016に臨む23名のメンバーを発表。6月6日にはヴェローナでフィンランド代表との国際親善試合に臨む。ユーロ本大会ではグループEに入り、ベルギー代表、アイルランド代表、スウェーデン代表と同組となっている。
By サッカーキング編集部
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