ロシア代表に追加招集されたMFユスポフ [写真]=Getty Images
10日開幕するユーロ2016に向け、ケガ人の多さに悩まされてきたロシア代表が、また故障者に見舞われてしまった。ロシアサッカー連合(RFS)は6日、前日にモナコ行われたセルビア代表との国際親善試合で途中退場したディナモ・モスクアのMFイゴール・デニソフが、ハムストリングの負傷によりユーロを欠場することを発表した。
CSKAモスクワのMFアラン・ジャゴエフ、ゼニトのMFユーリ・ジルコフ、バレンシアのMFデニス・チェリシェフと、多くの主力が故障により招集外となっていたロシア代表だが、今回のデニソフの離脱により中盤は一段と厳しい陣容となってしまった。
これを受けたロシア代表のレオニード・スルツキー監督は、デニソフの代役としてゼニトのMFアルトゥール・ユスポフを追加招集した。そのユスポフだが、バケーションでモナコを訪れており、偶然にもロシア代表と同じホテルに宿泊していたところ、招集の連絡を受けたという。
ロシアに戻る予定を急遽変更して代表に合流したユスポフは、全く想像していなかったサプライズ招集であったことを正直に話している。
「スパイクどころか何も持ち合わせていなかったので、一式はチームメイトのノイシュテッターから借りたよ。もうオフに入ってから14日間も体を動かしていないので、当然ながら調子は万全でない。どれだけフィジカル・コンディションを上げられるかは、はっきり言って分からないね」
By WOWOW