ホジソン監督の采配が的中したイングランド代表はウェールズ代表に逆転勝利 [写真]=The FA via Getty Images
ウェールズ代表に劇的勝利をあげたイングランド代表を率いるロイ・ホジソン監督が、試合後に喜びのコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が16日付で伝えている。
ユーロ2016・グループステージ第2節が16日に行われ、イングランド代表とウェールズ代表が対戦した。リヴァプールに所属するFWダニエル・スタリッジが後半アディショナルタイム2分に逆転ゴールを決めて、イングランド代表が2-1で英国ダービーを制している。
イングランド代表のホジソン監督は試合後、「素晴らしい試合だった。我々はロシア代表に対して93分に得点を許した。今日の後半は我々が得点を目指して全力を尽くし、苦労の末92分に逆転ゴールをあげることができたよ。これこそ帳尻合わせのゴールだったが、2試合の内にそのようなゴールが生まれるのはあまり見られることではない」とコメント。
対戦相手のウェールズ代表について、「もし私がイングランド代表側ではなく、ウェールズ代表の試合を遠くから眺める立場だったら彼らを不憫に思っただろう。しかし、私はイングランド代表とともに喜びたいので、彼らを気の毒に思わないことを許して欲しい」と語っている。
後半開始から投入したFWジェイミー・ヴァーディとスタリッジがそれぞれ同点ゴールと逆転ゴールを決め、采配が的中したホジソン監督。「先発メンバーを選ぶとき、彼らが実際にどうプレーするかを思い描くのは難しい。ヴァーディは自信にあふれているように見えたので、彼を後半開始からピッチに送り出すのに躊躇はなかったよ。前半のハリー(・ケイン)も少し疲れているように見えたしね。彼は長いシーズンを闘い、ロシア戦でもハードワークをしていた。ヴァーディのような選手が交代枠にいるのは素晴らしい」と話している。
同点ゴールを奪ったヴァーディは「信じられない気分だ。僕たちは前半していたことを後半も続けようとしていた。前半にも決定機は多くあったし、僕は最初のチャンスを決める運を持ち合わせていただけさ。(ホジソンに)前半のリズムをそのまま後半も保つようにと指示されていた。不運にも失点してしまったが、僕たちのほうが決定機が多かったよ。僕とスタリッジが途中出場して、なんとか得点を奪うができた」とコメントしている。
By サッカーキング編集部
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