ユーロ3連覇を逃したスペイン。デル・ボスケ監督が退任の意向を表明した [写真]=VI-Images via Getty Images
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、同国サッカー連盟(RFEF)のアンヘル・マリア・ビジャール会長に退任の意向を伝えた。スペイン紙『マルカ』など複数メディアが6月30日に報じている。
報道によると、デル・ボスケ監督は「7月31日までの契約を全うするつもりだが、ユーロでの結果に関わらず、私は将来について決めていた。代表の監督を続ける意向はないよ」と、スペイン国営ラジオの番組に出演した際に発表した。
デル・ボスケ監督は1950年生まれの65歳。選手時代はレアル・マドリードで活躍し、指導者に転身後も同クラブを率いてリーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグを2回ずつ制した。ベシクタシュの監督も経験した後、2008年7月にスペイン代表指揮官に就任。ユーロ2008制覇直後のチームを率いて2010年の南アフリカ・ワールドカップに臨むと、同国代表を初の世界制覇に導いた。そして2年後のユーロ2012では大会連覇を達成。現在開催中のユーロ2016では大会3連覇を目指したが、ラウンド16でイタリア代表に0-2と敗れて敗退が決定した。
なお、『マルカ』によれば、デル・ボスケ監督の後任にはホアキン・カパロス氏の就任が有力視されている模様。7月19日にも正式発表がなされる見通しと報じられている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト