インタビュー=細江 克弥
写真=野口 岳彦
取材協力=CABIN 新橋店
ついに幕を開けたヨーロッパ頂上決戦、EURO2016。「ヨーロッパ最強」の称号を争う出場24カ国の激闘をドキドキしながら見守る至高の1カ月間に、世界中のサッカーファンが熱狂する。
サッカーの観戦スタイルはさまざまだ。スタジアムに足を運んで現場の熱を体感するのも、友人とのテレビ観戦に熱中するのも最高。中には、90分間の感動と興奮をより高めるための“お供”として、ビールを片手にするファンも少なくない。
では、サッカー観戦にぴったりのビールとは――。インターネットメディア『ビール女子』の創設に携わり、現在はアドバイザーとしてビールの魅力を伝える瀬尾裕樹子さんに、この時期のサッカー観戦にオススメのビールを聞いた。
女の子だってビールが好きだし、できれば美味しいビールを飲んでみたい
瀬尾さんは、『ビール女子』というインターネットメディアの発足に携わり、今もアドバイザーとして活動されているんですよね。
瀬尾裕樹子(以下、瀬尾) はい。『ビール女子』は、料理、美容、健康、音楽など、女性がビールを飲む際に関連するさまざまな話題をテーマとするインターネットメディアです。女性目線で、日常にビールのあるハッピーなライフスタイルを提案しています。
瀬尾さんご自身がビールにハマったきっかけは?
瀬尾 動機はちょっと不純で(笑)。実は、スノーボードを思い切りやりたくて長野県の大学に通っていたのですが、卒業後も地元に帰りたくなくて、長野での就職を考えていました。大学でバイオ関連のことを勉強していたので、発酵に関わること、例えばワインやチーズのメーカーに就職できたらいいなと思っていたんです。それで、結果的にはクラフトビールの製造メーカーに勤めることになりました。大きな声では言えないんですが、冬場は少し時間に余裕があるので……スノーボードを思い切り楽しめるかなと思って。
きっかけは、スノーボードだったんですね(笑)。
瀬尾 はい(笑)。私、実はお酒が弱いんですけど、会社でビールのことを勉強し始めたらとても面白くて。小さい会社だったので、いろいろな仕事をやらせてもらいました。その結果、ビールの魅力を伝える仕事に興味を持ち始めて、『ビール女子』というブログを始めました。
『ビール女子』というネーミングに込められた意味は?
瀬尾 「ビール=男性」というイメージって、やっぱり強いですよね。でも、女の子だってビールが好きだし、できれば美味しいビールを飲んでみたいと思っている。だから、女性の観点から見たビールの魅力を紹介すれば、面白いものになるんじゃないかと思ったんです。
確かに、切り口として新しいですね。
瀬尾 そうですね、当時はそういう切り口は少なかったと思います。ブログをはじめて数カ月くらい経った頃、私の活動に興味を持っていただいた方から連絡をもらいました。それをきっかけに、インターネットメディアとして本格的にスタートさせることになったんです。ただ、最初は有志のバンドのような状態で会社として事業化できるようになるまで1年くらいかかりましたね。
“本場”の気分を楽しめるという意味でも、カールスバーグはサッカー観戦にオススメ
では、ビールが大好きな“ビール女子”の第一人者である瀬尾さんが思う、カールスバーグの魅力について教えてください。
瀬尾 海外ビールの良さも、国産ビールの良さも両方持っているという特長があると思います。すっきりしているけど味わいもあって、泡がクリーミーで炭酸が柔らかい。炭酸が強いビールのほうが好きな人も多いと思うんですけど、例えば、スポーツ観戦をしていると初めのひと口から最後のひと口まで、少し時間が空いてしまいますよね。そうすると、炭酸が抜けてしまって味が変わってしまうんです。カールスバーグの柔らかい炭酸はそういう“ギャップ”が少ないので、スポーツ観戦に向いている気がします。
なるほど。
瀬尾 日本では、ざっくりと「海外ビールのひとつ」として認識されているかもしれませんが、世界的に見れば、カールスバーグはデンマーク発祥の歴史あるメーカーでグローバルな人気を誇るメガブランドです。それは、世界的に注目されるサッカーの大会やチームをスポンサードしていることからもよく分かりますよね。特にヨーロッパでは、サッカー観戦とビールの相性は、それが文化として浸透しているくらいに抜群です。カールスバーグは「スタジアムのお供」の代表的な銘柄として定着しているので、やっぱりサッカー観戦にはぴったりなのだろうと思います。それに、“世界のビール史”においても、カールスバーグはすごい功績を残しているんですよ。
教えてください!
瀬尾 「ビール三大発明」って、知ってます?
知りません(笑)。
瀬尾 そのうちの一つである「酵母純粋培養法」は、1883年、カールスバーグ醸造所に勤めていたエミール・ハンセンさんによって発明されました。この発明は、簡単に言えば、他の雑菌によるビールの汚染を防ぐ培養法なんです。ビールそのものが、今日、安全な商品として普及しているのはカールスバーグ醸造所で働いていたエミール・ハンセンのおかげ。他の発明を含めて、この時代にビールの大量かつ安定的な製造・流通が可能になったことで、大衆の飲み物として楽しまれるようになったんです。
さすがビール女子! 雑学にも詳しい!
瀬尾 ちょ、ちょっと引いてません?(笑)
いやいや(笑)。
瀬尾 ところで、実は私、高校生の頃に少しだけサッカーをやっていたんですよ。
えー!
瀬尾 女の子も参加できる社会人のチームに入っていたんです。めちゃくちゃ真剣に! というわけではないんですけどね。当時は日本で開催された世界大会の影響でブームになっていて、その流れに乗っちゃいました(笑)。ただ、ドイツに短期留学していた頃にも現地でサッカーを観戦しましたし、今でもたまに、スタジアムに行くこともあったりして。
ということは、サッカー観戦とカールスバーグの相性の良さについてもよくご存じで。
瀬尾 カールスバーグの場合、特にヨーロッパのサッカーとの相性がいいですよね? 海外のカッコいい選手が必死になってボールを追いかけている姿と、その姿に、スタジアムで、テレビの前で夢中になるファンが手にしているカールスバーグ……あくまでイメージの話なんですけど、なぜかしっくりとハマりますよね(笑)。そういう“本場”の気分を楽しめるという意味でも、カールスバーグはサッカー観戦にオススメです!
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By サッカーキング編集部
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