ユーロに出場したイタリア代表FWペッレが中国移籍へ [写真]=Getty Images
日本代表DF吉田麻也のサウサンプトンに所属するイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが、中国スーパーリーグ(1部)の山東魯能へ移籍する可能性が高まっているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が8日に報じた。
報道によると、ペッレの移籍は来週にも決定する見通し。山東魯能は移籍金1300万ポンド(約16億9000万円)を用意しているという。同選手については、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が新指揮官に就任するチェルシーも関心を示していたが、新天地は中国に決まる模様だ。
ペッレは1985年生まれの30歳で、今月15日に31回目の誕生日を迎える。レッチェの下部組織出身で、トップチーム昇格後は国内の複数クラブを渡り歩いた。2011年にはオランダのAZへ移籍し、パルマとサンプドリアを経て、2013年からはフェイエノールトでプレー。2014年夏にサウサンプトンと3年契約を結んだ。
サウサンプトン加入後はコンスタントに得点を記録。所属2シーズン合計でプレミアリーグ68試合に出場、23ゴールを挙げた。2014年10月、29歳でイタリア代表に初招集。ユーロ2016のメンバーにも名を連ね、準々決勝までの全5試合中4試合に出場して2ゴールを挙げる活躍を見せたが、2日の準々決勝ドイツ代表戦ではPK戦で4人目のキッカーを務めて失敗。同試合の解説者を務めた元フランス代表のティエリ・アンリ氏と元イングランド代表のアラン・シアラー氏に痛烈に批判され、ファンに対して謝罪している。
山東魯能は今シーズン、AFCチャンピオンズリーグでサンフレッチェ広島らとグループFで対戦した。3勝2分け1敗でグループステージを突破し、ラウンド16ではシドニーFCを破ってベスト8へ進出。準々決勝ではFCソウルと対戦する。ただ、国内リーグ戦では低迷。6月9日にフェリックス・マガト氏の監督就任を発表している。
By サッカーキング編集部
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