試合後、健闘をたたえ合ったエジル(右)とコシェルニー(左) [写真]=AMA/Getty Images
「事実上の決勝戦」とも言われたユーロ2016の準決勝ドイツ対フランス戦は、フランスに軍配。アントワーヌ・グリエスマン(アトレティコ・マドリード)の2ゴールで、ポルトガルが待つ決勝戦に駒を進めた。
両チームが振り分けられたのは、スペイン代表やイングランド代表など強豪ひしめく側の“山”。ドイツはイタリア代表をPK戦で下し、フランスは躍進を続けるアイスランド代表に勝利し、それぞれ準決勝に到達した形だ。
その結果、ドイツとフランスが対戦することに决定したのだが、準々決勝終了後、ドイツ代表MFメスト・エジルはアーセナルの同僚であるフランス代表DFローラン・コシェルニーにあるメールを送ったのだそうだ。ドイツ誌『Kicker』が伝えている。
「準々決勝の後、僕はコシェルニーに『ドイツはアイスランドじゃない』とメッセージを送ったよ。彼はそれに対して、『マルセイユでの試合(準決勝)は我々、そしてファンにとって大きな試合になる』と返信してきた。どちらも試合を楽しみにしているんだ」
「ドイツはアイスランドじゃない」というのは、「ドイツはアイスランドのようにはいかない」という意味。これは準々決勝でフランスがアイスランドを5-2と下したことを受けてのものだ。
エジルはアーセナルのチームメイトに対して、冗談半分にこのようなメールを送ったようだ。しかし結果は2-0でフランスが勝利。試合後、フランス代表の選手たちがファンとともに、アイスランドが行っていた手拍子で勝利を祝ったというのは、やや皮肉的である。
(記事提供:Qoly)
By Qoly