ユーロ2016の決勝が10日に行われ、ポルトガル代表がフランス代表を1-0で破り、優勝を果たした。エースのFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)が持つ様々な記録を、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』が報じている。
19歳でプレーしたユーロ2004以来、これまで同大会に4度出場した経験を持つC・ロナウドは、数々の記録を塗り替えてきた。決勝で敗れた2004年大会のリベンジを果たし、悲願のユーロ制覇を達成した同選手の特筆すべき数字を紹介していく。
■ユーロ得点数
これまでユーロにおいて通算6得点をマークしてきたC・ロナウドだが、今大会でこれに3ゴールを上乗せし、歴代の得点ランキングでもトップに躍り出ている。
1位 クリスティアーノ・ロナウド、ミシェル・プラティニ(元フランス代表) 9ゴール
2位 アラン・シアラー(元イングランド代表) 7ゴール
3位 ルート・ファン・ニステルローイ(元オランダ代表)、パトリック・クライファート(元オランダ代表)、ウェイン・ルーニー(イングランド代表)、ティエリ・アンリ(元フランス代表)、ヌーノ・ゴメス(元ポルトガル代表)、ズラタン・イブラヒモヴィッチ(スウェーデン代表)、アントワーヌ・グリエスマン(フランス代表) 6ゴール
■ユーロ出場試合数
開幕前の時点でユーロ14試合に出場してきたC・ロナウドだが、今大会は決勝までの7試合でプレーし、大きく自身の記録を伸ばしている。
1位 クリスティアーノ・ロナウド 21試合
2位 バスティアン・シュヴァインシュタイガー(ドイツ代表) 18試合
3位 ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア代表) 17試合
4位 リリアン・テュラム(元フランス代表)、エドウィン・ファン・デル・サール(元オランダ代表)、セスク・ファブレガス(スペイン代表)、アンドレス・イニエスタ(スペイン代表) 16試合
■ポルトガル代表キャップ数
今大会で7キャップを積み上げたC・ロナウドは、ルイス・フィーゴ氏が所持していたポルトガル代表最多出場記録を塗り替え、歴代トップの座についた。
1位 クリスティアーノ・ロナウド 133試合
2位 ルイス・フィーゴ 128試合
3位 フェルナンド・コウト 110試合
4位 ナニ 103試合
■史上初めて4大会で得点をマーク
ユーロ4大会でゴールを決めた選手は歴史上でもC・ロナウドのみだ。19歳ながら2ゴールを記録したユーロ2004に始まり、ユーロ2008で1ゴール、ユーロ2009で3ゴールをマークしてきた。今大会はグループステージのハンガリー代表戦で2得点したほか、準決勝のウェールズ代表戦でもネットを揺らし、チームの優勝に貢献している。
C・ロナウド ユーロにおける得点
2004:ギリシャ代表戦(1)、オランダ代表戦(1)
2008:チェコ代表戦(1)
2012:オランダ代表戦(2)、チェコ代表戦(1)
2016:ハンガリー代表戦(2)、ウェールズ代表戦(1)
■ユーロ得点数(予選も含む)
ユーロ本大会での歴代トップスコアラーである同選手だが、予選を含めたランキングでも首位に君臨している。
1位 クリスティアーノ・ロナウド 29ゴール
2位 ズラタン・イブラヒモヴィッチ 25ゴール
3位 ロビー・キーン(アイルランド代表) 23ゴール
4位 ハカン・シュクル(元トルコ代表)、ヨン・ダール・トマソン(元デンマーク代表) 22ゴール
数々の個人記録を打ちたて、チームとしても初のユーロ制覇を成し遂げたC・ロナウド。クラブチームでも大きな成功を収めている同選手は、未だ衰えを知らない。35歳で迎えることになる4年後のユーロ2020でも、ピッチに立つことはできるだろうか。