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シルバーコレクター?…仏代表FWジニャク、1年で3度目の準優勝

2016.07.11

試合後、悔しさを露わにするジニャク [写真]=Getty Images

 メキシコ・プリメーラ・ディビシオン(メキシコ1部)のティグレスに所属するフランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャクが不名誉な記録を達成してしまった。

 10日に行われたユーロ2016の決勝で、フランス代表ポルトガル代表に0ー1で敗戦。母国開催のユーロ制覇を狙っていた同代表だったが、惜しくも準優勝に終わっている。ジニャクは78分にFWオリヴィエ・ジルー(アーセナル)に代わってピッチに投入された。後半アディショナルタイムにはポストに直撃するシュートを放つなど存在感を見せたが、得点を奪うことはできず、チームは延長戦の末に敗北を喫している。

 この敗戦により、ジニャクは不名誉な記録を樹立してしまったようだ。この1年間、3つの大会で決勝に進みながらも、タイトル獲得を逃してしまったのだ。

 同選手は昨夏、リーグ・アンのマルセイユからティグレスへ完全移籍し、すぐにコパ・リベルタドーレスへ出場した。準決勝セカンドレグではインテルナシオナウ(ブラジル)を相手に先制弾を叩きこむなど活躍したが、リーベル・プレートとの決勝戦ではチームともども無得点に終わった。2試合合計0ー3と破れ、チームは準優勝にとどまっている。

 その後ティグレスはCONCACAFチャンピオンズリーグでも決勝に進出。クラブ・アメリカとのメキシコ対決となったファイナルでは、ジニャクが第2戦で先制ゴールをマークしたが、最終的に逆転された。2試合合計スコア1ー4で敗れ、同選手は再び涙をのむことになっている。

 そして10日、フランス代表のメンバーとして出場したユーロ2016でも決勝の舞台で黒星を喫し、ジニャクはこの1年間で3つ目の準優勝を経験。最近ではバルセロナに所属するFWリオネル・メッシが、アルゼンチン代表で3年連続主要大会の決勝に進出しながらも優勝を逃しているが、ジニャクの場合はこれが1年の間に起こってしまったようだ。

By サッカーキング編集部

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