試合後、悔しさを露わにするジニャク [写真]=Getty Images
メキシコ・プリメーラ・ディビシオン(メキシコ1部)のティグレスに所属するフランス代表FWアンドレ・ピエール・ジニャクが不名誉な記録を達成してしまった。
10日に行われたユーロ2016の決勝で、フランス代表はポルトガル代表に0ー1で敗戦。母国開催のユーロ制覇を狙っていた同代表だったが、惜しくも準優勝に終わっている。ジニャクは78分にFWオリヴィエ・ジルー(アーセナル)に代わってピッチに投入された。後半アディショナルタイムにはポストに直撃するシュートを放つなど存在感を見せたが、得点を奪うことはできず、チームは延長戦の末に敗北を喫している。
この敗戦により、ジニャクは不名誉な記録を樹立してしまったようだ。この1年間、3つの大会で決勝に進みながらも、タイトル獲得を逃してしまったのだ。
同選手は昨夏、リーグ・アンのマルセイユからティグレスへ完全移籍し、すぐにコパ・リベルタドーレスへ出場した。準決勝セカンドレグではインテルナシオナウ(ブラジル)を相手に先制弾を叩きこむなど活躍したが、リーベル・プレートとの決勝戦ではチームともども無得点に終わった。2試合合計0ー3と破れ、チームは準優勝にとどまっている。
その後ティグレスはCONCACAFチャンピオンズリーグでも決勝に進出。クラブ・アメリカとのメキシコ対決となったファイナルでは、ジニャクが第2戦で先制ゴールをマークしたが、最終的に逆転された。2試合合計スコア1ー4で敗れ、同選手は再び涙をのむことになっている。
そして10日、フランス代表のメンバーとして出場したユーロ2016でも決勝の舞台で黒星を喫し、ジニャクはこの1年間で3つ目の準優勝を経験。最近ではバルセロナに所属するFWリオネル・メッシが、アルゼンチン代表で3年連続主要大会の決勝に進出しながらも優勝を逃しているが、ジニャクの場合はこれが1年の間に起こってしまったようだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト