ユーロ初制覇を果たしたポルトガル代表 [写真]=Getty Images
10日に行われたユーロ2016決勝で、ポルトガル代表がフランス代表を延長戦の末に1-0で撃破。悲願の初優勝を飾り、同大会は終幕した。
UEFA(欧州サッカー連盟)の公式HP『UEFA.com』は、今大会における特徴的なデータを紹介。優勝を果たしたポルトガル代表の戦いぶりを振り返っている。
ポルトガル代表はグループFでオーストリア代表、ハンガリー代表、アイスランド代表と対戦。グループステージ3試合を全て引き分けで終え、勝ち点「3」のグループ3位で決勝トーナメント進出を決めた。ラウンド16でも90分間では決着がつかず、クロアチア代表を延長戦の末に1-0で撃破。準々決勝ではポーランド代表と1-1のまま、延長戦でも勝敗が決まらなかった。PK戦を5-3で制し、ベスト4へ駒を進めた。
結果的に、今大会のポルトガル代表が90分間で勝利を収めたのは1試合のみだった。6日の準決勝ウェールズ代表戦で2-0と快勝。そして、初制覇を懸けて臨んだフランス代表との決勝も延長戦での決着だった。
全7試合中、90分間での勝利は1回のみ。決勝トーナメントでの4試合ではわずか1失点と、堅守をベースにした粘り強い戦いぶりが際立った。『UEFA.com』によれば、7試合で720分間プレーしたポルトガル代表は、リードを奪っていた時間が合計で73分間しかなかったという。フランス代表との決勝でもシュート数では相手の半数にとどまりながら、チャンスを活かして勝利を収めた。
ポルトガル代表のユーロ2016での全7試合の結果は以下のとおり。
■グループステージ
▼第1節(6月14日)
アイスランド代表戦:1-1(31分に先制、50分に失点。リードは19分間)
▼第2節(6月18日)
オーストリア代表戦:0-0
▼第3節(6月22日)
ハンガリー代表戦:3-3(3度リードされ、3回追いつく)
■決勝トーナメント
▼ラウンド16(6月25日)
クロアチア代表戦:1-0(延長戦)(117分に決勝ゴール。リードは3分間)
▼準々決勝(6月30日)
ポーランド代表戦:1-1(PK戦:5-3)(2分に失点、33分に同点)
▼準決勝(7月6日)
ウェールズ代表戦:2-0(50分に先制、53分に追加点。リードは40分間)
▼決勝(7月10日)
フランス代表戦:1-0(延長戦)(109分に決勝ゴール。リードは11分間)
By サッカーキング編集部
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