EURO2020予選第9節が各地で行われた [写真]=Getty Images
EURO2020予選のグループ第9節が14〜16日にかけて行われた。
グループAは、イングランド代表がモンテネグロ代表をホームに迎えて、FWハリー・ケインのハットトリックなどで7-0の圧勝。通算1000試合目のメモリアルマッチで、EURO本戦出場を決めた。また、2位のチェコ代表は勝ち点差1の3位コソボ代表との直接対決に挑み、2-1の勝利を収めて出場権獲得を果たした。
すでにウクライナ代表が首位突破を決めているグループBは、2位のポルトガル代表と3位のセルビア代表がそれぞれ勝利し、勝ち点差1のままとなったため、出場権の行方は17日の最終節に持ち越しとなった。
グループCは首位のオランダ代表が3位の北アイルランド代表とスコアレスドローに終わり2位に転落したものの、予選突破が確定。ドイツ代表はベラルーシ代表に4-0と快勝を収めてEURO出場を決めた。
グループDは混戦となった。2位のデンマーク代表はホームでジブラルタル代表に6-0の大勝で首位浮上。3位のスイス代表もジョージア代表に1-0で勝利して2位となり、今節試合のなかったアイルランド代表は首位から3位に転落した。それでも、最終節で直接対決に臨む首位のデンマークと3位のアイルランドは勝ち点差3。そのため、3チームに出場権獲得の可能性が残っている。
グループEは3位のウェールズ代表がアゼルバイジャン代表に順当に勝利。本戦出場は最終節の2位ハンガリー代表との直接対決次第となった。また、スロヴァキア代表に逆転勝利を収めたクロアチア代表はEURO出場が決定。残り1枠を3チームで争う混戦となっている。
グループFは、2位のスウェーデン代表が敵地で3位のルーマニア代表との直接対決を2-0の快勝で制して、首位のスペイン代表に続いてEURO本戦出場を決めた。
グループGはポーランド代表とオーストリア代表の上位2チームが順当に勝利。この結果、オーストリア代表はEURO予選突破を果たしている。
グループHは、先に試合を行ったトルコ代表とアイスランド代表がスコアレスドローで終了したが、トルコの2位以内確定して出場権を獲得。これにより、フランス代表も試合前に本戦出場が決まったが、モルドバ代表に2-1の逆転勝利を収めて華を添えた。
グループIは、ともに本戦出場を決めているベルギー代表とロシア代表が直接対決を行い、4-1でベルギーが快勝。開幕から9連勝とその勢いは留まるところを知らない。
グループJは、フィンランド代表がホームでリヒテンシュタイン代表に3-0で快勝。9戦全勝の首位イタリアに続く2位で史上初のEURO本戦出場を決めた。
第9節終了時点で、16チームの出場が決定。17日〜19日に行われる最終節で残りの4チームが決まり、さらに来年3月に行われるプレーオフを制した4チームが加えられる。
■EURO本戦出場決定チーム
▼グループA
イングランド代表(3大会連続10回目)
チェコ代表(7大会連続10回目)
▼グループB
ウクライナ代表(3大会連続3回目)
※突破の可能性があるチーム
ポルトガル代表(勝ち点14/残り1試合)
セルビア代表(勝ち点13/残り1試合)
▼グループC
ドイツ代表(13大会連続13回目)
オランダ代表(2大会ぶり10回目)
▼グループD
なし
※突破の可能性があるチーム
デンマーク代表(勝ち点15/残り1試合)
スイス代表(勝ち点14/残り1試合)
アイルランド代表(勝ち点12/残り1試合)
▼グループE
クロアチア代表(5大会連続6回目)
※突破の可能性があるチーム
ハンガリー代表(勝ち点12/残り1試合)
ウェールズ代表(勝ち点11/残り1試合)
スロヴァキア代表(勝ち点10/残り1試合)
▼グループF
スペイン代表(7大会連続11回目)
スウェーデン代表(6大会連続7回目)
▼グループG
ポーランド代表(4大会連続4回目)
オーストリア代表(2大会連続3回目)
▼グループH
フランス代表(8大会連続10回目)
トルコ代表(2大会連続5回目)
▼グループI
ベルギー代表(2大会連続6回目)
ロシア代表(5大会連続12回目)
▼グループJ
イタリア代表(7大会連続10回目)
フィンランド代表(初出場)
By サッカーキング編集部
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