スターリングについて言及したコソボ代表監督 [写真]=Getty Images
コソボ代表のベルナルド・シャランデス監督がイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて言及した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が16日に伝えている。
イングランドは14日、EURO2020予選第9節でモンテネグロ代表と対戦。スターリングは、同国代表DFジョー・ゴメスとの練習場での対立により、モンテネグロ戦欠場の処分を受けた。イングランドサッカー協会(FA)は、スターリングが代表チームに留まることを明言していることから、次節コソボ戦での出場に期待がかかっている。
コソボのシャランデス監督は、同選手が次節出場する可能性について「我々にとってそれは確かに良いニュースではないね」と言及。「スターリングは彼のポジションで世界最高の選手の一人だし、最初の試合(第6節)で活躍していたから、二重で悪いニュースだ」と絶賛している。
FIFAランク114位のコソボを率いるシャランデス監督は、昨年3月の就任後14試合で9勝5分けと無敗をキープ。しかし、迎えたEURO2020予選第6節のイングランド戦で、コソボは試合開始1分に先制したものの、直後の8分に同点弾を挙げたのがスターリングであった。スターリングのゴールを皮切りに、その後立て続けに失点を許し、コソボは3-5とイングランドに敗北を喫した。シャランデス監督にとっては就任してから初の黒星となった。
ユーモア溢れることで知られる同監督は、ジョークを交えながら次のように続けた。
「私がスターリングである場合、この試合で私は”良い振る舞い”を示さなければならないね。我々はイングランドと対戦するなら、個人ではなくチームでまとまらなくてはならない」
「第6節のイングランドとの最初の試合を覚えているかどうかは明らかなことだ。スターリングに大きなスペースを与えてしまったなら、彼を止めることはできないよ。チームとしてまとまることでのみ、解決策を見つけ出せるね。もしくは足を折ることだね!」
「しかし、それは我々のスタイルではないね。我々はあまりにも素晴らしいチームだ。チームとして戦えばスターリングは問題ないよ」
シャランデス監督はヤングボーイズやチューリッヒなどで監督を務めた経験を持つ68歳のスイス人指揮官。同監督は、会見での熱のこもったコメントや、ユーモア溢れる振る舞いやジョークが話題となっている。17日に因縁のイングランドと再戦する。
EURO2020予選グループAでは、第9節終了時点で、首位イングランドが勝ち点「18」、2位チェコが勝ち点「15」で最終節を残してそれぞれ予選突破を決めている。
By サッカーキング編集部
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