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名手オブラクや怪物ハーランドら…EURO2020出場を逃した選手によるベストイレブン

2020.11.18

EURO2020の出場を逃したスターたち [写真]=Getty Images

 12日に予選プレーオフ決勝を終え、参加24カ国が出そろったEURO2020。前回大会覇者のポルトガル代表をはじめ、ベルギー代表やイングランド代表、スペイン代表、フランス代表など欧州の列強国が順当に本大会への出場権を獲得する一方、思わぬ国が予選で姿を消すことになった。この結果を受けて、スペイン紙『アス』は予選で敗れてEURO2020出場が叶わなかった選手たちをベストイレブン形式で紹介している。

※フォーメーションはトップ下を置く3-5-2
※カッコ内は(代表/所属クラブ)

▼GK

[写真]=Getty Images

ヤン・オブラク(スロヴェニア代表/アトレティコ・マドリード)

 スーパーセーブを連発するなど個人としては高水準のパフォーマンスを見せたが、スロヴェニアはプレーオフにも進出できず。同国は2010年の南アフリカW杯以降、国際主要大会への出場がなく、オブラクが大舞台でプレーする機会もいまだ訪れていない。

▼DF

最終ラインにはセリエAで戦う3人 [写真]=Getty Images

コンスタンティノス・マノラスギリシャ代表/ナポリ)

 EURO2004を制したギリシャだが、EURO2016、2018年ロシアW杯に続いて本大会への出場権を逃した。グループステージではイタリア、フィンランドを上回ることができず、3位で敗退決定。現在29歳とキャリアのピークを迎えつつあるマノラスだが、檜舞台に立つことは叶わなかった。

ニコラ・ミレンコヴィッチ(セルビア代表/フィオレンティーナ)

“ネクスト・ビディッチ”と称される逸材も、EURO2020の舞台に立てず。セルビアはプレーオフ決勝まで勝ち進んだものの、PK戦の末にスコットランドに敗れた。彼らは2度のW杯本大会出場を誇るが、EUROは予選を通過したことがない。

マラシュ・クンブラ(アルバニア代表/ローマ)

 EURO2016で国際主要大会初出場を果たしたアルバニアだが、フランス、トルコ、アイスランドが同居したグループステージを突破できず、今大会は予選敗退となった。昨季、ヴェローナで大ブレイクを果たしたクンブラは、イタリア生まれながらアルバニア人の両親を持ち、昨年10月に代表デビュー。まだ20歳と若いため、今後に期待がかかる。

▼MF

右からラシカ、M・サヴィッチ、ウーデゴーア、ピアニッチ、コスティッチ [写真]=Getty Images

フィリップ・コスティッチ(セルビア代表/フランクフルト)

 鎌田大地や長谷部誠の同僚で、フランクフルトでは10番を背負うが、母国を本大会出場に導くことはできず。今予選は無得点に終わり、スコットランドとのプレーオフ決勝でも先発出場して59分までプレーしたものの、結果を出せなかった。

ミラレム・ピアニッチボスニア・ヘルツェゴビナ代表/バルセロナ)

 ボスニア・ヘルツェゴビナはプレーオフ準決勝で北アイルランドに敗れ、予選敗退。エディン・ジェコ(ローマ)やセアド・コラシナツ(アーセナル)らタレントを擁し、ピアニッチ自身も代表キャプテンとしてグループステージでは3得点を記録したが、本大会への切符を勝ち取ることはできなかった。ちなみに、ボスニア・ヘルツェゴビナもEUROの本大会出場歴がない。

セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(セルビア代表/ラツィオ)

 ピアニッチと同じように、EURO2020でのプレーが望まれた選手の一人だろう。ノルウェーとのプレーオフ準決勝では2ゴールを挙げる活躍を披露したが、スコットランドとの決勝では無得点に終わり、チームもPK負け。失意の予選敗退となった。

ミロト・ラシカコソボ代表/ブレーメン)

 ジェイドン・サンチョの後釜としてドルトムント移籍が噂される逸材で、先にアルバニア代表デビューを飾っていたが、2016年夏にコソボ代表が発足したのに伴い、代表を鞍替え。EURO予選初参戦となった今回はプレーオフ準決勝で敗れたものの、グループステージでは2ゴールを奪う活躍を見せた。

マルティン・ウーデゴーア(ノルウェー代表/レアル・マドリード)

 スペイン、スウェーデンが同居したグループステージを3位で終え、プレーオフへ進出。迎えた準決勝でセルビアと対戦したが、延長戦の末に敗れて、5大会ぶりのEURO出場は叶わなかった。EURO2000以降、ノルウェー代表は国際主要大会から遠ざかっており、10番を背負うウーデゴーアにかかる期待は大きい。

▼FW

2トップはヨヴィッチ(左)とハーランド(右) [写真]=Getty Images

ルカ・ヨヴィッチ(セルビア代表/レアル・マドリード)

 スコットランドとのプレーオフ決勝では、途中出場から90分に起死回生の同点弾をマーク。PK戦でもキックを成功させたが、あと一歩のところで敗退が決まった。レアル・マドリードでも今一つ波に乗れず、依然として厳しい状況が続いている。

アーリング・ハーランド(ノルウェー代表/ドルトムント)

 ノルウェー代表では7試合に出場して6ゴールを記録。ここでも怪物ぶりを発揮しているが、今回のEURO予選はケガで3試合の出場に留まり、チームもプレーオフ準決勝で敗れた。2022年のカタールW杯では、ウーデゴーアと共に母国を本大会出場に導けるのか注目したい。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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