EURO新記録を樹立したクリスティアーノ・ロナウド [写真]=Getty Images
EURO2020グループF第1節が15日に行われ、ハンガリー代表とポルトガル代表が対戦した。
ハンガリー、ポルトガル、フランス、ドイツが集う“死の組”グループF。ハンガリーは2大会連続4回目の出場となり、ポルトガルは7大会連続8回目の出場となる。前回王者ポルトガルの先発メンバーには、FWクリスティアーノ・ロナウド、MFブルーノ・フェルナンデス、MFベルナルド・シルヴァ、DFペペ、DFルベン・ディアスといった選手が名を連ねた。なおC・ロナウドはEURO5大会連続での出場を果たし、大会新記録となった。
開始5分、ポルトガルが最初のチャンスを作る。右サイドのB・シルヴァからのスルーパスを、ディオゴ・ジョッタが相手DFの裏に抜けて反応。ボックス内ではC・ロナウドがフリーとなっていたものの、ジョッタはそのままシュートを放つ。しかし得点とはならない。
ポルトガルは19分、ペペが自陣から浮き球のスルーパスを前線に出す。このボールをC・ロナウドが足元で合わせてシュートを放つがオフサイド判定となる。30分にはB・シルヴァの右クロスをC・ロナウドが頭で合わせるがゴール左にそれる。
37分、ハンガリーがフリーキックからヘディングでゴールを狙うが、GKルイ・パトリシオが正面でセーブ。ポルトガルは43分、B・フェルナンデスが左サイドからクロスを供給すると、ゴール前のC・ロナウドが右足でシュート。しかし、ボールは枠の上に飛び、先制点とはならない。
後半に入ると68分、ジョッタの横パスを受け取ったB・フェルナンデスがエリア外からミドルシュートを放つ。強烈なシュートとなったがハンガリーGKペーテル・グラーチがセーブ。
80分、ハンガリーに絶好のチャンスが訪れる。右サイドからのスルーパスに反応したサボルチ・ショーンがペペの裏に抜けると、ボックス内まで運びシュート。ペペの股の下を通したシュートはゴールネットを揺らすが、オフサイドを取られ得点とはならない。
スコアが動いたのは84分。ラファ・シルバの右クロスが相手選手に当たり軌道が変わると、こぼれた先でラファエル・ゲレイロが左足を振り抜く。このシュートはDFに当たり、ゴールネットに吸い込まれた。ポルトガルが先制に成功する。
わずか3分後の87分、ラファ・シルバがペナルティエリアで倒されポルトガルがPKを獲得。キッカーを務めたC・ロナウドがゴール右に冷静に決め、ポルトガルが2-0とした。
さらに後半アディショナルタイムの90+2分、クリスティアーノ・ロナウドがラファ・シルバとのワンツーでハンガリーの守備を崩すと、最後はGKとの1対1を制して3点目を獲得。このまま試合は終了してポルトガルがハンガリーに3-0で勝利。
次節、ハンガリーは19日にフランスと、ポルトガルは19日にドイツと対戦する。
【スコア】
ハンガリー代表 0-3 ポルトガル代表
【得点者】
0-1 84分 ラファエル・ゲレイロ(ポルトガル代表)
0-2 84分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
0-3 90+2分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
By サッカーキング編集部
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