ウクライナと北マケドニアが対戦した [写真]=Getty Images
EURO2020・グループC第2節が17日に行われ、ウクライナ代表と北マケドニア代表が対戦した。
ともに黒星スタートとなったチーム同士の一戦は29分、試合の主導権を握っていたウクライナが先制する。左コーナーキックからルスラン・マリノフスキーがニアに低いボールを送ると、オレクサンドル・カラバエフがフリックでファーサイドに流す。これをアンドリー・ヤルモレンコが押し込んだ。
ウクライナは35分に追加点。中央のオレクサンドル・ジンチェンコからのパスを右サイドで受けたヤルモレンコは、ダイレクトでDFラインの背後にスルーパス。抜け出したロマン・ヤレムチュクが相手GKとの一対一を制してニアの右下隅に流し込んだ。なお、ヤルモレンコとヤレムチュクはグループステージ第1節のオランダ代表戦でもそれぞれ得点をマークしていた。同じ国の同じ2人組が開幕戦から2試合連続で得点を挙げるのは、EURO史上初の出来事になる。
2点を追いかける展開となった北マケドニアは39分、スルーパスに抜け出したゴラン・パンデフがループシュートでネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められず。試合はウクライナの2点リードで折り返した。
北マケドニアは55分、パンデフがカラバエフに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたエズジャン・アリオスキが右を狙うと、相手GKヘオリー・ブスチャンに防がれる。しかし、アリオスキはこぼれ球をボレーで押し込み、北マケドニアが1点差に詰め寄る。
北マケドニアは83分、ダニエル・アヴラモヴスキがペナルティエリアのハンドでPKを献上してしまう。ウクライナはマリノフスキーがキッカーを務めたが、左を狙ったシュートは相手GKストレ・ディミトリエフスキにコースを読まれて失敗に終わる。
それでも、ウクライナはリードを守り切り、今大会初勝利。北マケドニアは2連敗となった。最終節は21日に行われ、ウクライナはオーストリアと、北マケドニアはオランダと対戦する。
【スコア】
ウクライナ代表 2-1 北マケドニア代表
【得点者】
1-0 29分 アンドリー・ヤルモレンコ(ウクライナ)
2-0 34分 ロマン・ヤレムチュク(ウクライナ)
2-1 57分 エズジャン・アリオスキ(北マケドニア)
By サッカーキング編集部
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