スロヴァキアに勝利したスペイン [写真]=Getty Images
EURO2020のグループE最終節が23日に行われ、スロヴァキア代表とスペイン代表が対戦した。
スロヴァキアは初戦でポーランドに勝利し、第2節はスウェーデンに敗北して勝ち点「3」。引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定する。一方、スペインは2試合連続で引き分けに終わっており、ここまで勝ち点「2」となっている。同試合はスペインの『オリンピコ・セビージャ』で行われた。
スロヴァキアは前節のスウェーデン戦からスタメンを2名変更。MFマレク・ハムシーク、MFユライ・クツカ、DFミラン・シュクリニアルらがメンバーに入った。一方スペインは前節から4名変更。MFセルヒオ・ブスケツやDFセサル・アスピリクエタに加え、前節に続きFWアルバロ・モラタやMFコケらが先発起用された。
試合が動いたのは10分。コケがエリア内で足を蹴られ、スペインがPKを獲得する。キッカーを務めたモラタはゴール左を狙ってシュートするが、GKマルティン・ドゥーブラフカがセーブ。スペインは絶好のチャンスをものにできない。
18分、ペドリが左サイドからクロスを入れると、ゴール前でパブロ・サラビアが左足で合わせる。しかしシュートは外れる。19分にはアスピリクエタがペドリを狙って右クロスを供給するが、ペドリは惜しくも合わせられない。
30分、サラビアがエリア外から左足でミドルシュートを放つと、ボールはクロスバーに直撃。スロヴァキアGKはこぼれ球を外に弾き出そうとすると、ボールは枠の内側に入ってしまいオウンゴール。思わぬ形でスペインは先制に成功した。
前半終了間際の45+3分、スペインは左コーナーキックの流れから、エリア右のジェラール・モレノがゴール前にクロスを入れる。前線に上がっていたアイメリク・ラポルテは頭で合わせると、ゴール右隅に決まり、スペインが追加点を獲得する。
後半に入ると56分にスコアが変動。ペドリが左サイドのジョルディ・アルバに展開すると、アルバはグラウンダー性のクロスを供給する。このボールをサラビアがワンタッチで合わせ、ゴール右下に流し込んだ。スペインは3点目を得る。
右コーナーキックを獲得したスペインは67分、サラビアがペドリとのワンツーで守備を崩してゴール前に折り返す。これを投入直後のフェラン・トーレスが押し込み、スペインが4-0と突き放す。71分にはクツカのオウンゴールにより、スペインが5ゴール目に。
その後スコアは動かず試合終了して、スペインが5-0でスロヴァキアに勝利。同時刻に行われた同組のスウェーデンとポーランドの一戦はスウェーデンが制し、スペインが2位通過、スウェーデンが1位通過、スロヴァキアとポーランドは敗退となった。なお、スペインは決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。
【得点者】
30分 0-1 オウンゴール(スペイン代表)
45+3分 0-2 アイメリク・ラポルテ(スペイン代表)
56分 0-3 パブロ・サラビア(スペイン代表)
67分 0-4 フェラン・トーレス(スペイン代表)
71分 0-5 オウンゴール(スペイン代表)
By サッカーキング編集部
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