チェルシー時代のサッリ監督とジョルジーニョ [写真]=Getty Images
ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督が教え子のイタリア代表MFジョルジーニョ(チェルシー)のバロンドールについて言及した。イタリアメディア『スポーツイタリア』が伝えている。
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりとなる今年のバロンドール。欧州主要リーグではFWリオネル・メッシ(バルセロナ)、FWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)、FWクリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)などが得点王に輝いたが決め手に欠け予想が難しい状況となっている。プレミアリーグでアシスト王と得点王を同時受賞したFWハリー・ケイン(トッテナム)も名前が挙がっているがチームタイトルには恵まれず、チャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たしたチェルシーからMFエンゴロ・カンテ、ジョルジーニョと多くの選手の受賞が噂されている。
いずれにしても欧州リーグのシーズンオフに行われているコパ・アメリカやEURO2020の結果が少なからず影響するが、ジョルジーニョの受賞についてサッリ監督が言及した。
「もし彼がEUROで優勝すれば、バロンドールの候補になるだろう。彼は洗練された選手だからあまり理解されない。彼はなんでも簡単そうにこなすんだ。そしてそれが彼のすごさだよ」
「私がチェルシーに移籍したとき、マンチェスター・Cが狙っていた彼をかっさらうことに力を入れていた。最初は、ファンもジャーナリストも、彼の良さを理解するのは難しかっただろう。だが今では彼は高評価を受けている。チェルシーで主将を務めたこともあるくらいだしね」
サッリ氏は2015年から18年までナポリを指揮。ジョルジーニョやDFカリドゥ・クリバリ、FWゴンサロ・イグアインなど多くの選手の能力を引き出し2シーズン連続でクラブ史上最高の勝ち点を記録したが優勝には惜しくも一歩届かず。2018年7月にチェルシーの監督に就任し、ヨーロッパリーグ(EL)優勝を置き土産に退団した。
ジョルジーニョはサッリ氏と同タイミングでナポリからチェルシーに加入。サッリ監督退団によって袂を分かち、その後就任したフランク・ランパード監督、トーマス・トゥヘル監督の下でも活躍している。
By サッカーキング編集部
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