スウェーデン代表のメンバーが発表 [写真]=Getty Images
スウェーデンサッカー協会(SvFF)は15日、3月のEURO2024予選に臨むスウェーデン代表メンバー26名を発表した。
FIFAワールドカップカタール2022のヨーロッパ予選でグループBに入ったスウェーデン代表は、イタリア代表に次ぐ2位で予選をフィニッシュ。プレーオフ決勝戦ではポーランド代表に0-2で敗れ、2大会連続のW杯行きを逃していた。失意の2022年を終え、2023年からはEURO本大会の出場権獲得を懸けた予選がスタート。スウェーデン代表はベルギー代表やオーストリア代表と同じグループFに組み分けられた。
EURO予選の開幕に向けて、スウェーデン代表を率いるヤンネ・アンデション監督は26名の選手を招集。マンチェスター・UでプレーしているDFヴィクトル・リンデロフ、ライプツィヒで“10番”を背負うエミル・フォルスベリ、ニューカッスルのFWアレクサンデル・イサクらが順当に名を連ねた。
そして、何よりも話題となったのが“王様”の復帰だ。ミランに所属しているFWズラタン・イブラヒモヴィッチは、クラブにとって11シーズンぶりとなる昨シーズンのスクデット獲得に貢献した後、昨年5月に左ひざの手術に踏み切っていた。およそ9カ月にわたる離脱期間を経て、今年2月26日に行われたセリエA第24節アタランタ戦で久々の公式戦出場。同試合も含めてセリエAで3試合連続途中出場を果たしていたが、未だ今季の出場時間が約70分間ほどとなっているイブラヒモヴィッチの代表入りは“サプライズ”と言えるだろう。なお、イブラヒモヴィッチがスウェーデン代表に招集されるのは2022年3月のカタールW杯ヨーロッパ予選・プレーオフ以来のこと。当時、W杯出場権を逃した後も「貢献できる限りは続けていきたい」と話しており、宣言通りスウェーデン代表に戻ってくることとなった。
アンデション監督はイブラヒモヴィッチの招集理由について「ズラタンはミランで徐々にプレータイムを伸ばしてきている。しばらくピッチから離れていたにもかかわらずチームにフィットし、まずまずのコンディションを保っているんだ。そういう観点から招集に踏み切った。ピッチの上ではもちろんだが、ピッチの外でも彼は貢献できる」と説明。41歳となったスウェーデンの“伝説”への信頼を強調した。
スウェーデン代表は3月のインターナショナルマッチウィークでEURO予選のホーム2連戦に臨む。24日にベルギー代表と、27日にアゼルバイジャン代表と対戦予定だ。なお、今回のEURO予選は各グループの上位2チームが本戦への出場権を獲得。残り3つの出場枠は2024年3月に行われるプレーオフで決定する。プレーオフはUEFAネーションズリーグの成績に基づいて選考された12チームが参加。4チームずつが3つのトーナメントに分かれ、それぞれの勝者が本大会に進出する。
今回発表されたスウェーデン代表のメンバーは下記の通り。
▼GK
ヴィクトル・ヨハンソン(ロザラム・ユナイテッド/イングランド)
クリストファー・ノルフェルト(AIKソルナ)
ロビン・オルセン(アストン・ヴィラ/イングランド)
▼DF
ヨエル・アンデション(ミッティラン/デンマーク)
ルドビク・アウグスティンソン(マジョルカ/スペイン)
ヒャルマル・エクダル(バーンリー/イングランド)
ガブリエル・グドムンドソン(リール/フランス)
イサク・ヒエン(ヴェローナ/イタリア)
エミル・ホルム(スペツィア/イタリア)
エドヴィン・クルトゥルス(ハンマルビー)
ヴィクトル・リンデロフ(マンチェスター・U/イングランド)
カール・スタルフェルト(セルティック/スコットランド)
▼MF&FW
ヴィクトル・クラエソン(コペンハーゲン/デンマーク)
アルビン・エクダル(スペツィア/イタリア)
アンソニー・エランガ(マンチェスター・U/イングランド)
エミル・フォルスベリ(ライプツィヒ/ドイツ)
サムエル・グスタフソン(ヘッケン)
ヴィクトル・ギェケレシュ(コヴェントリー/イングランド)
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン/イタリア)
アレクサンデル・イサク(ニューカッスル/イングランド)
イェスパー・カールション(AZ/オランダ)
イェスパー・カールストローム(レフ・ポズナン/ポーランド)
デヤン・クルゼフスキ(トッテナム/イングランド)
クリストファー・オルソン(ミッティラン/デンマーク)
ロビン・クアイソン(アル・イテファク/サウジアラビア)
マティアス・スバンベリ(ヴォルフスブルク/ドイツ)
By サッカーキング編集部
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