フランスに0-4で敗れたオランダ [写真]=Icon Sport via Getty Images
オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督が、24日に行われたEURO2024予選グループB第1節フランス代表戦を振り返った。同日、オランダメディア『RTL nieuws』がコメントを伝えた。
クーマン監督は2018年2月から2020年8月にかけてもオランダ代表を指揮。古巣バルセロナを率いるため一度チームを離れたが、ルイ・ファン・ハール前監督の後任として2023年から“オレンジ軍団”の指揮官に復帰した。
しかし、クーマン監督は万全の体勢でリスタートを迎えることができなかった。MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/スペイン)やFWステーフェン・ベルフワイン(アヤックス)は、ケガで3月の代表活動に参加せず。さらにフランス代表戦の前日、DFスヴェン・ボトマン(ニューカッスル/イングランド)やDFマタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ)、FWコーディ・ガクポ(リヴァプール/イングランド)ら5選手がウイルス感染により、急きょチームから離脱するアクシデントにも見舞われた。
そして迎えたフランス代表戦、2分にFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/スペイン)の先制点を許すと、8分にリードを広げられる。さらにFWキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン/フランス)の2ゴールを浴び、EURO2024予選は0-4の大敗スタートとなった。
クーマン監督は試合後、「多くの選手がウイルスで離脱したことは腹立たしいが、それとこれとは別問題だ。私たちは全くもって良くなかった。若い選手だけを責めるつもりはない。実際、ベテランの選手たちにもっと期待していた」とコメント。チーム全体のパフォーマンスに落胆を示した。
「私たちはミスしてはいけない場所でミスを犯してしまった。それが序盤に迷走した試合をする原因となった。フランスに負けることはあり得るが、予想外の大差になってしまった。自陣のゴール前20メートルでボールを失い、それがクオリティの高い選手たちにつけ入られる隙を与えてしまった。私たちは甘かった」
次節は27日に行われ、オランダ代表はホームでジブラルタル代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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