デ・ラ・フエンテ監督がスコットランド戦に向けて意気込む [写真]=Getty Images
スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、28日に行われるEURO2024予選・グループA第2節スコットランド戦に向けて意気込みを語った。27日、スペイン紙『アス』が伝えている。
カタールW杯後に退任したルイス・エンリケ前監督の後任として就任したデ・ラ・フエンテ新監督の下で、新たな船出を迎えたスペイン代表。初陣となったグループA・開幕節ノルウェー戦は、FWダニ・オルモのゴールで先制に成功すると、同試合で“ラ・ロハ”デビューを果たしたFWホセルのドブレーテの活躍により、3-0の勝利を飾った。
白星発進のスペイン代表の次なる対戦相手はスコットランド代表。FIFAランク上においては両国の差は大きいものの、「小さいライバルは存在しない」と警戒を強めるデ・ラ・フエンテ監督は「激しく、アグレッシブなチームであり、ダイナミズムに溢れたプレーが特徴的だ。あまり個人に言及するのは好きではないが、プレミアシップで突出した活躍を見せる国内トップレベルの選手に加えて、リヴァプールやアーセナルなどの強豪クラブに所属している選手たちも揃っている。私はチームワークを大切にしているから、具体的な名前は出さない。ただ、スコットランドはどのラインも強い」と分析した。
また、デ・ラ・フエンテ監督は「スコットランドは大きく進化し、愚直な空中戦勝負が多いフットボールから脱却した。けど、ダイレクトで頭上を狙ったプレーのエッセンスは残している」と披瀝。続けて「我々にはダビド・ガルシアのように、それに対応できる選手がいる。対戦相手を圧倒できる人材を揃えているし、それがチームの目標なんだ。ノルウェー戦であの5人を投入した理由は、彼らこそが最も貢献できると感じていたからね」とスコットランド戦のキーマンには、ラ・リーガの“制空権覇者”の名前を挙げた。
さらに同指揮官は、MFガビにも言及。闘争心をむき出しにしてプレーする同選手については、「彼はファンタスティックなプレーヤー。もちろん、成熟する必要があるけど、彼の美点は勇気とエネルギーだ」としつつ、「だから彼には、状況をコントロールする必要性を論理的に説いている。出場してすぐにカードをもらってしまっては、キミにとってもチームにとっても良くない、という具合にね」と冷静さも忘れないように、と指導していることを明かしている。
スコットランド戦を前に、勝利へのポイントについて語ったデ・ラ・フエンテ監督。注目の一戦は、日本時間29日の3時45分にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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