ラトビアに勝利したクロアチア [写真]=Getty Images
EURO2024予選・グループD第5節が8日に行われ、クロアチア代表とラトビア代表が対戦した。
2試合未消化ながら、首位トルコを勝ち点差「5」で追うクロアチアは、主将を務めるルカ・モドリッチやヨシュコ・グヴァルディオールなどの主力選手をスタメンに起用し、ここまで3戦全敗で最下位に沈むラトビアをホームで迎え撃つ。
試合は、開始早々にクロアチアがスコアを動かす。ゴール正面から、やや左の位置でグヴァルディオールがFKを獲得。キッカーを務めたブルーノ・ペトコヴィッチから放たれたボールは、縦に落ちながらGKの手をかすめゴールネット左に吸い込まれた。
攻勢を強めるクロアチアは13分、右サイドからの大きなサイドチェンジにより、左サイド深くでイヴァン・ペリシッチがボールを受けると、シザースを繰り返しながら相手のタイミングを外してクロスを供給。ペトコヴィッチが合わせたシュートはGKに防がれたものの、こぼれ球に反応したルカ・イヴァヌシェツが押し込んで追加点を決めた。
勢いに乗るクロアチアは、44分に華麗なファーストタッチで相手をかわしたペリシッチが左サイドを突破。ボックス内に侵入して、DFの股を通したグランダーのクロスを送ると、ゴール前に走り込んだペトコヴィッチが冷静に流し込み、3点目を奪取した。
迎えた後半もゲームを支配し続けるクロアチア。48分には激しいプレスから高い位置でボールを奪うと、モドリッチが持ち運んでシュートを放つ。DFにブロックされたボールを拾い、左足で再度ゴールを狙うが、GKに弾かれたボールはクロスバーに直撃し、得点には至らない。
すると68分、クロアチアが左サイドでフリーキックを得ると、ボルナ・バリシッチの左足からピンポイントの絶妙なクロスが送り込まれる。DFの背後に走り込んだアンドレイ・クラマリッチがダイレクトで合わせると、シュートはGKの股下を通過しゴールイン。リードを4点に広げた。
結局、その後も1点を追加したクロアチアが5-0で勝利。スコアだけでなく内容面でも終始ラトビアを圧倒し、地力の差を見せつけた。グループDのもう1試合であるトルコとアルメニアの一戦は、1-1のドローで終了。首位トルコと2位クロアチアの暫定勝ち点差は「3」に縮まった。
次節は12日の開催を予定しており、クロアチアはアウェイでアルメニアと、ラトビアはホームでウェールズと対戦する。なお、トルコは同日に日本代表との国際親善試合を予定している。
【得点者】
1-0 3分 ブルーノ・ペトコヴィッチ(クロアチア代表)
2-0 13分 ルカ・イヴァヌシェツ(クロアチア代表)
3-0 44分 ブルーノ・ペトコヴィッチ(クロアチア代表)
4-0 68分 アンドレイ・クラマリッチ(クロアチア代表)
5-0 78分 マリオ・パシャリッチ(クロアチア代表)
現地時間8日に行われたEURO2024予選・グループD第5節の結果は以下の通り。
By サッカーキング編集部
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