スロバキア戦で決勝点を挙げたB・フェルナンデス [写真]=Getty Images
EURO2024予選・グループJ第5節が8日に行われ、スロバキア代表とポルトガル代表が対戦した。
グループJの今後を占う“首位攻防戦”となった一戦。アウェイに乗り込んだ首位のポルトガルは、絶対的なエースであるクリスティアーノ・ロナウドやベルナルド・シルヴァなどの主力選手がスタメン入りを果たした。対する2位のスロバキアは、スタニスラフ・ロボツカを中盤で起用し、ホームで白星を狙う。
試合は、序盤から一進一退の攻防が続く激しい展開に。両チームが前線からチェイシングを仕掛けるなか、17分にC・ロナウドが高い位置で相手センターバックからボールを奪うと、ポルトガルのショートカウンターが炸裂。同時にプレスをかけていたブルーノ・フェルナンデスへとボールが渡ると、C・ロナウドのスプリントを囮にしつつ、ゴール正面からシュートを放ったが、GKにキャッチされてしまう。
すると43分、B・シルヴァからのパスを右サイドで受けたB・フェルナンデスが、ドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、やや角度のない位置から右足を振り抜く。狙い澄ました低弾道のシュートは、相手DFの股下を通過しながらゴール左のサイドネットに突き刺さり、ポルトガルが先制に成功した。
迎えた後半、最初の決定機を作り出したのはスロバキアだった。55分にピッチ中央でポルトガルのパスをカットすると、細かくつなぎながらボックス手前で待つイヴァン・シュランツにボールが渡る。ファーストタッチで持ち出し、GKと一対一の状況となったが、滑り込みながら放ったシュートはゴールマウスの右へと逸れていった。
76分には、ポルトガルが再び高い位置でボールを奪うと、ドリブルで持ち運んだB・フェルナンデスが、ゴール右側でフリーとなったC・ロナウドへとパスを供給。C・ロナウドはニアサイドを狙って強烈なシュートを放ったものの、GKに防がれ追加点には至らない。
結局、試合はそのまま1-0で終了し、ポルトガルが勝利。注目の天王山を制したポルトガルが、スロバキアとの勝ち点差を「5」に広げて首位を維持した。また、グループJは他会場で2試合が行われ、2-1でボスニア・ヘルツェゴビナがリヒテンシュタインに勝利。ルクセンブルクはアイスランドを3-1で下した。
次節は12日の開催予定となっており、スロバキアはホームででリヒテンシュタインと、ポルトガルはホームでルクセンブルクと対戦する。
【スコア】
スロバキア代表 0-1 ポルトガル代表
【得点者】
0-1 43分 ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表)
現地時間8日に行われたEURO2024予選・グループJ第5節の結果は以下の通り。
▼第5節結果
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 2-1 リヒテンシュタイン代表
ルクセンブルク代表 3-1 アイスランド代表
スロバキア代表 0-1 ポルトガル代表
By サッカーキング編集部
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