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敵地で7発大勝のスペイン代表、指揮官がデビュー弾を決めた“逸材”に言及「毎日驚かせてくれる」

2023.09.09

スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督 [写真]=Icon Sport via Getty Images

 スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、8日に行われたEURO2024予選・グループA第5節ジョージア代表戦を振り返った。RFEF(スペインサッカー連盟)の公式HPが同日にコメントを伝えている。

 2試合未消化ではあったものの、グループ首位のスコットランド代表に勝ち点差「9」をつけられていたスペイン代表は、ジョージア代表とのアウェイゲームで圧巻のゴールラッシュを披露。22分にキャプテンのアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)がヘディングシュートで均衡を破ると、オウンゴールとダニ・オルモ(ライプツィヒ/ドイツ)の得点でリードを広げ、40分にはモラタのこの日2点目を決めた。4点リードで折り返した後半には1点を返されたものの、66分にはモラタがハットトリック達成となるゴールを記録。68分には左サイドから仕掛けたニコ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)がカットインからシュートを沈めると、その6分後にはN・ウィリアムスの折り返しから、この日がA代表デビュー戦だった16歳のラミン・ヤマル(バルセロナ)がチームの7点目を挙げた。試合は7-1でタイムアップを迎え、2021年10月以降ホームゲームで黒星を喫していなかったジョージア代表を下している。

 試合後、デ・ラ・フエンテ監督は「試合に向けて準備をする時は、常に最高のシナリオを考えるものだ。けれども、そんなシナリオを上回るほどの勝利を収めることは非常に難しい。野心を持ち、試合の最初から最後まで集中することで初めて可能になる。勝利は多くのハードワークの結果だ」と90分間を通してハイパフォーマンスを発揮したチームを称えている。「ジョージア代表が短所をさらけ出したのではなく、このチームの野心と献身、そしてこれまでの課題を乗り越えた結果としての勝利だと思う。このスタジアムでプレーすることは常に難しいのだから。彼らのプレーを見ればこの結果にも納得できるが、スコアだけ見れば歴史的なものだ。そして、私にとっても非常に重要な試合になった」と勝利を喜んだ。

 また、デビュー戦でゴールを挙げたヤマルについては「ラミンは毎日私を驚かせてくれるし、彼を融合させるためのベテランたちの働きはとても重要だ」とコメント。一方、負傷の影響で前半終了間際にピッチを後にしたオルモとマルコ・アセンシオ(パリ・サンジェルマン/フランス)の状況ついては「火曜日にプレーできるかどうかはわからない」と話すにとどめた。

 ジョージア代表戦を制したスペイン代表は、12日に控えた次節のEURO2024予選でキプロス代表をホームに迎える。デ・ラ・フエンテ監督は今後に向けて「我々の目標は残り5試合すべてに勝つことだ。勝利は落ち着きと静寂をもたらしてくれるだろう。そして、選手たちにはもっともっと努力するよう求めている。なぜなら、物事には常に改善の余地があるからね」と意気込んだ。

By サッカーキング編集部

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