エル・シャーラウィは既にイタリア代表チームに合流 [写真]=Getty Images
FIGC(イタリアサッカー連盟)は13日、10月のEURO2024予選を戦うイタリア代表メンバーにFWステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)を追加招集したことを発表した。
EURO2024予選でグループCに入ったイタリア代表は、10月のインターナショナルマッチウィークで2試合の開催を予定している。14日にホームでマルタ代表と、17日に敵地でイングランド代表と対戦予定だ。今月6日にメンバーが発表された中、9日にはFWリッカルド・オルソリーニ(ボローニャ)を追加招集していたが、マルタ代表戦を目前に控えた12日には賭博違反の疑いで捜査対象となったことが明かされたMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル/イングランド)とMFニコロ・ザニオーロ(アストン・ヴィラ/イングランド)の離脱が決定。2名の選手がチームを離れることが決まり、新たにエル・シャーラウィが“アズーリ”入りを果たすこととなった。
現在30歳のエル・シャーラウィはミランに在籍していた2012年8月にイタリア代表デビューを飾っており、EURO2016では本大会のメンバー入りも経験。これまでに国際Aマッチ通算で29試合出場6ゴールを記録している。だが、2021年3月を最後に“アズーリ”のユニフォームには袖を通しておらず、これが約2年半ぶりの代表招集に。今季もローマでセリエA開幕から一定の出場機会を得ているアタッカーが、円熟味を増してイタリア代表に復帰を果たすこととなった。
なお、『スカイ・イタリア』など複数のメディアによると、ケガの影響が心配されていたFWフェデリコ・キエーザ(ユヴェントス)も今回の代表戦出場は難しいと見込まれており、活動を切り上げて所属クラブに戻る可能性が高いという。“アズーリ”はトナーリとザニオーロに加えてキエーザも欠いた中での戦いを強いられることとなりそうだが、マルタ代表、そしてグループ内最大のライバルであるイングランド代表との一戦を白星で終えられるだろうか。
By サッカーキング編集部
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