本大会出場決定を喜ぶモンテッラ監督(真ん中)とトルコ代表イレブン [写真]=Getty Images
トルコ代表を率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が、EURO2024本戦出場を決めた喜びを語った。15日、トルコサッカー連盟公式サイトが伝えている。
EURO2024予選・グループDで、ワールドカップでは2大会連続で表彰台にのぼっているクロアチア代表やウェールズ代表らと同居したトルコ代表。そのクロアチア代表に開幕節で黒星を喫したトルコ代表は、今年5月に“エースストライカー”のFWエネス・ウナルが前十字じん帯断裂の大ケガに見舞われ、9月には日本代表に2-4で敗れたシュテファン・クンツ前監督を解任した。すると、後任として招聘したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の下で、グループ最大の”強敵”クロアチア代表にリベンジを達成。さらに15日に行われたラトビア戦で4-0の勝利を収め、3大会連続6度目の本大会出場を決めている。
まず、モンテッラ監督は「私にとってはとても良い1日で、とても幸せだ」と口にしつつ、「試合内容について改善すべき点もいくつかあり、私はそれに気づくことができた。ここからはそれらに集中し、取り組んでいくつもり。用意された方法で、我々が望んでいる全てのゴールを決めたい」と本大会出場決定の喜びは然り、課題解決の糸口を掴めたことも良い点であると語った。
また、本大会のグループステージのポット分けは予選の結果に基づくため、現時点でグループD首位のトルコ代表はポット1に入る可能性がある。EURO2024予選全10グループにおける成績上位5カ国(ポット1・Aは開催国ドイツ)にポット1が付与されるが、同指揮官は「これについては、何の計算もしていなかった。最初の目標はドイツに到着することだったからね。もちろんそうなれば、より現実的に1位を目指してプレーすることもできるし、我々の欲望も高まるだろう」と明かしている。
3大会連続の本大会出場を決めたものの、過去2大会ではともにグループステージ敗退の憂き目に遭っているトルコ代表。彼の“ミラクル・ターキー”以来となる決勝トーナメント進出のためにも、来月のEURO予選・グループD最終節ウェールズ戦に勝利し、ポット1に入りたいところだ。
By サッカーキング編集部
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