レーザー光線を照射されるDFファン・ダイク [写真]=Getty Images
オランダ代表の主将DFフィルジル・ファン・ダイクらが、16日に行われたEURO2024予選・グループB第8節ギリシャ戦を振り返った。同日、オランダメディア『NOS』が伝えている。
前節にフランス代表の予選突破が決まり、残す1枠の本大会出場権を目指すオランダ代表。16日に行われた第8節ではギリシャ代表との直接対決に臨むと、試合終了間際にDFフィルジル・ファン・ダイクが値千金の決勝点を挙げる。試合はこのまま1-0で終了し、オランダ代表は1試合未消化ながらギリシャ代表をかわして、2位に浮上した。
本大会出場を賭けた直接対決だっただけに、敵地に乗り込んだオランダ代表には容赦ない“アウェイの洗礼”が浴びせられた。劣悪なピッチに加え、ギリシャサポーターによるレーザー照射やボトル投擲などの愚行も散見。試合後、ファン・ダイクは「ひどい。このレベルでこのピッチが許されるなんて…想像を絶する」と非難。一方で、MFタイアニ・ラインデルスは「オランダだったら、この試合は中止になっていただろうね。幸運にも無傷で済んだよ」とサポーターの問題行動について言及した。
また、前半に獲得したPKを失敗し、先制点のチャンスを逃してしまったFWヴァウト・ヴェグホルストは「あのPKはひどいものだった」と反省の弁を述べつつ、「今までプレーしてきたなかで最悪のピッチ。小石が敷き詰められているだけだった! 交代した後、僕は不愉快な気持ちでベンチに座っていたけど、最後にゴールが生まれたのはいいことだ」と明かしている。
予選突破へと一歩リードしたオランダ代表の次戦は、11月のアイルランド戦だ。EURO2024予選では、勝ち点が並んだ場合は当該チーム間の対戦成績で順位を決めるため、オランダ代表は同試合に勝利すれば2大会連続11回目の出場が確定する。
By サッカーキング編集部
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