イングランド代表を率いるサウスゲート監督 [写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は6日、EURO2024に臨む同国代表の最終的なメンバー26名を発表。記者会見で選手選考について言及した。
イングランド代表は、5月21日にEURO2024へ向けた直前合宿に参加する33名のラージリストを発表。同月29日から直前合宿がスタートされ、今月3日にはボスニア・ヘルツェゴビナ代表との国際親善試合を3-0の勝利で飾った。当初“スリーライオンズ”は、7日に行われるアイスランド代表との国際親善試合を経て、8日に最終的な26名のメンバーが確定する予定だったが、急遽スケジュールが変更。前倒しでメンバーが発表され、ラージリストからDFハリー・マグワイア、MFジェームズ・マディソン、FWジャック・グリーリッシュら7名が外れることとなった。
会見に出席したサウスゲート監督は、メンバーから外れた従来の主力選手について、「実際、リーグ戦ではシーズンを通して非常に良いプレーを見せた選手もいるが、特にここ半年ほどは、他の選手の方が好調なシーズンを送っていると感じている」とコメント。続けて、「先日の試合では、その一端を裏付けるような素晴らしいプレーが見られた」と述べつつ、「ジェームズ・マディソンとジャック(・グリーリッシュ)は、私たちにまた違った何かを与えてくれただろう。難しい選択だった」と選手選考の苦悩を明かしている。
また、「これらは公正を期し、適切な根拠を用いるために、スタッフ一同が何度も何度も繰り返し検討してきた判断だ」と決断の正当性を強調。一方で、「私たちは自分たちの決断を支持するが、別の道を歩むこともできたと認識している。選手たちは大きな個性を持ち、素晴らしいチームメイトであり、一緒に働くには素晴らしい少年たちだ。彼らにこの知らせを伝えなければならないのは悲しい」と胸中を告白した。
さらに、マグワイアについては、負傷によるコンディション面での懸念が落選の大きな理由であると説明。「本当に難しい決断だった。ハリー(・マグワイア)に対する私の気持ち、ハリーがイングランド代表のためにしてくれたこと、そして監督である私のためにしてくれたことはご存じだろう。グリーリッシュやマディソンとは少し違うが、簡単なことではない」と口にしている。
By サッカーキング編集部
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