イングランド代表入りを果たしたショー [写真]=Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFルーク・ショーが今シーズン負傷離脱を繰り返した理由を明かした。8日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在28歳の2014年夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入し、これまで公式戦通算275試合出場で4ゴール28アシストを記録。今シーズンは3度の負傷離脱を余儀なくされた影響もあり、公式戦15試合の出場に終わったものの、EURO2024へ向けたイングランド代表の直前合宿に参加する33名のラージリストに選出されると、本大会に向けた最終メンバーにも含まれている。
そんなショーは2月18日に行われたルートン・タウン戦が今季マンチェスター・ユナイテッドでの最終戦となってしまったが、「(2月12日の)アストン・ヴィラ戦で何かを感じて、ハーフタイムで交代となっていた」と振り返りながら、「これはみんなのせいだと思う。自分を含め、一部は医療スタッフのせいでもあり、それはみんなが認めることだと思う」とここまで長引く負傷になってしまった原因について言及した。
「1週間トレーニングをしなかった。検査の結果、大したことではないとわかったけど、1週間はトレーニングしなかった。その後、試合前日にトレーニングをした。監督からプレーするように言われたら、断ることなどない。でも、プレーしなければよかったとは思う」
「誰も何が起こっているのか、その状況を知らない。後退があったことはみんなも知っていると思うけど、実際僕はチームトレーニングに復帰する寸前だった。もちろん、試合や決勝戦に間に合うように全力を尽くしていたけど、頑張りすぎたんだと思う」
「復帰を急ぎすぎたため、決勝戦の3週間前に再びハムストリングを負傷してしまった。6週間かかると言われたから確かに後退だった。でも、何も発表されなかったから、人々は実際に何が起きているのか混乱していたと思う」
「何人かには『ユナイテッドには間に合わなかったのに、イングランド代表には間に合うとはどういうことだ?』などと聞かれたりしたけど、状況はユナイテッドでも間に合うように全力を尽くしていたということだ。それが今シーズンのすべてだ。僕にとっては残念なことだったけど、何よりもまずユナイテッドのために全力を尽くしたいとは思っている」
「僕は何が起こったのかを公表した方がいいと思う。なぜここにはいるのにユナイテッドにはいなかったのか、大きな疑問があったと思うからね。僕がそんなことをしていると思われたくないから、そのことは少し頭の中にはあるよ」
なお、EURO2024初戦となる16日のセルビア代表戦に間に合うかは微妙だと報じられているショーは「ただ、日々のトレーニングで自分の調子を確かめているだけだ。初戦には出場したいけど、現実的にチャンスは1回しかないので焦りたくはない。何かを感じたら、それで終わりだからね。そんなことは起きてほしくない」と慎重に調整していくことを強調した。
By サッカーキング編集部
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