前日会見に出席したデシャン監督 [写真]=Getty Images
フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、オーストリア戦に向けた前日会見に出席した。16日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。
EUROでの借りは、EUROで返す。2018年にワールドカップを制覇したデシャン監督だが、これまでに2度挑戦したEUROでは辛酸を嘗めてきた。自国開催となった2016年は決勝戦で敗れると、前回大会はラウンド16敗退。3度目となる今大会で雪辱を果たすべく、まずは17日に行われるグループD第1節オーストリア戦で、好スタートを切りたいところだ。
16日の前日会見に出席したデシャン監督は「この試合が来るのを待っていたけど、いよいよ近づいてきたね。明日はオーストリアという強豪を相手に、力を発揮しなければならない」としつつ、「午後はもうひとカード(オランダ対ポーランド)を見ることができた。さぁ、次は我々の番。大会をうまく始めることは常に重要だ」と意気込みを示した。
2000年大会以来となる通算3度目のEURO優勝を目指すフランス代表。その為には、初戦の勝利が極めて重要と口にする同指揮官は「初戦は非常に重要。全てが決定するわけではないが、勝てば良い位置を確保できる。オーストリアも同じような考えに違いないだろうけど、好スタートを切りたいのなら、我々は初戦をうまく乗り切らなければならない」と強調。続けて「オーストリアの直近4試合を観察し、直面するであろう局面に対するビデオ分析も行なったよ。共通していたのは激しさだ。彼らはクオリティと才能も有しているが、1番の強みは激しさとプレッシング能力。それから縦へのプレーも上手く使うね」と警戒を強めている。
優勝候補筆頭と目される“レ・ブルー”だが、オーストリアとの初戦に対する驕りはなさそうだ。
By サッカーキング編集部
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