現在のロベルト・バッジョ氏(左)と1994年の同氏(右)[写真]=Getty Images
元イタリア代表FWのロベルト・バッジョ氏が自身の別荘でEURO2024・グループB第2節のイタリア代表とスペイン代表の試合(イタリアが0-1で敗れた)をテレビ観戦中に強盗に襲撃され、監禁された末に金品を奪われた。21日、イタリアメディアの『コリエレ・デッラ・セーラ』が報じた。
現在57歳のバッジョ氏は、現役時代はユヴェントスやミラン、インテルといったイタリアのクラブを渡り歩き、セリエAで451試合に出場し、205ゴール107アシストを記録。イタリア代表としても56試合に出場し27ゴール13アシストという成績を残しており、“イタリアのレジェンド”と呼ぶに相応しい存在だ。
そんなバッジョ氏が現地時間20日22時頃に家族とイタリア代表とスペイン代表の試合を観戦していたところ、少なくとも5人の武装した集団が侵入。バッジョ氏は武装集団と対峙し格闘したものの、襲撃者から銃で額を殴られ深い傷を負い、家族と部屋に閉じ込められてしまった。そしてバッジョ氏たちが監禁されている間に、強盗集団はバッジョ氏の別荘のすべての部屋を回り、時計、宝石、現金を盗んだという。
その後、バッジョ氏は泥棒たちが去ったことに気づくと、部屋のドアを破壊し、警察に連絡を入れ、病院に運ばれた。額を数針縫うことになったバッジョ氏以外の家族には怪我はなかったものの、全員、強盗により暴力を振るわれた恐怖が残っているという。なお、被害総額は現時点ではわかっていないと伝えられている。
By サッカーキング編集部
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