グループEは最終説を前に大混戦状態に [写真]=Getty Images
EURO2024のグループEは、最終節を前にして全4チームが勝ち点「3」で並ぶ大混戦模様となっている。
現地時間21日と22日、グループE第2節の2試合が行われた。第1節でルーマニア代表に0-3と完敗を喫したウクライナ代表は、初陣でベルギー代表を1-0で破っていたスロバキア代表と対戦。試合はスロバキア代表が初戦の勢いそのままに、17分にFWイヴァン・シュランツ(スラヴィア・プラハ/チェコ)の得点で先手を取る。だが、ウクライナ代表は後半に入った54分、左からの折り返しをMFミコラ・シャパレンコ(ディナモ・キーウ)がダイレクトで沈めて試合を振り出しに戻すと、終盤に差し掛かった80分には、背後からのボールを見事にコントロールしたFWロマン・ヤレムチュク(バレンシア/スペイン)が冷静にゴールネットを揺らし、逆転に成功。試合はこのままタイムアップを迎え、ウクライナ代表が2-1で勝利した。
続く22日は、初戦を落としたベルギー代表と、完勝したルーマニア代表が激突。試合は立ち上がりの2分に、FWロメル・ルカク(ローマ/イタリア)の落としからMFユーリ・ティーレマンス(アストン・ヴィラ/イングランド)が豪快な一撃を突き刺し、ベルギー代表が先手を取る。その後もベルギー代表が試合をコントロールし、80分にはゴールキックが前線へ流れたボールをMFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)が仕留めて勝負あり。ベルギー代表が大会2試合目にして初勝利を飾った。
この結果、グループEは全チームが1勝1敗という成績となり、最終説を前にして4カ国が勝ち点「3」で並ぶことに。データサイト『Opta』によると、1つのグループ内の全チームが、最終節を前に勝ち点で並ぶのは、史上初の出来事だという。
運命の最終節は、現地時間26日、日本時間では27日の1時00分(26日の25時00分)に開催。ベルギー代表とウクライナ代表、ルーマニア代表とスロバキア代表が、決勝トーナメント進出を懸けて相まみえる。
By サッカーキング編集部
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