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ベルギー、GS2位突破でラウンド16はフランスと激突! ウクライナは勝ち点「4」を積み上げながら最下位で敗退

2024.06.27

ウクライナ代表とベルギー代表の一戦はスコアレスドロー [写真]=Getty Images

 EURO2024・グループE第3節が26日に行われ、ウクライナ代表ベルギー代表が対戦した。

 大会史に残る“混戦”と化したグループEに決着がつけられる。ここまで同グループは、全チームが1勝1敗という成績となり、最終節を前にして4カ国が勝ち点「3」で並ぶ事態が発生。1つのグループ内の全チームが最終節を前に勝ち点で並ぶのは、EUROの歴史上初の出来事だという。ルーマニア代表との初戦で0-3の大敗を喫したウクライナ代表は、前節のスロバキア代表戦を勝利で飾り3ポイントを獲得。それでも決勝トーナメント自動進出には勝利が必須条件だ。対するベルギー代表も、初戦こそスロバキア代表に敗れたが、続くルーマニア代表戦で2-0の勝利を収めており、得失点の関係により引き分け以上で2位以上が決まる。

 試合の立ち上がりは、両者が互いの顔色を伺う落ち着いた展開に。ベルギー代表が相手の5バックに苦しめられる一方、ウクライナ代表もエースであるミハイロ・ムドリクが欠場した影響で、攻撃のスピード感が大きく不足してしまう。

 こう着状態が続くなか、33分にベルギー代表がセットプレーからチャンスを作る。レアンドロ・トロサールの縦パスを受けたロメル・ルカクが相手と接触し、右サイドの浅い位置でフリーキックを獲得。直接狙うには角度と距離が足りていないように感じられたが、キッカーを務めたケヴィン・デ・ブライネは右足でシュートを選択する。しかし、GKの意表をついたボールはゴール方向へと向かうが、わずかに枠の右に外れてしまった。

 前半アディショナルタイムにも、デ・ブライネが攻撃で違いを見せつける。中盤でインターセプトしたアマドゥ・オナナがハーフライン付近のデ・ブライネに繋ぎ、そのまま左サイドへ展開。一度は相手にパスカットされるが、自らプレスをかけて奪い返すと、ドリブルで持ち運びながらDFの間を切り裂くグランダーのスルーパスを供給する。左サイドを抜け出したトロサールから再びデ・ブライネにボールがわたり、ペナルティエリア左角から右足を振り抜いたものの、ニアサイドを狙ったシュートはGKに防がれた。

 後半も互いに大きなチャンスを作れないなか、73分にベルギー代表がゴールへ迫る。ポゼッションで相手を押し込み、途中投入されたオレル・マンガラがペナルティエリア右角に縦パスを差し込む。ボールを受けたヤニック・カラスコが、ルカクとのスイッチからゴール正面にポジションを移すと、得意の右足で強烈なシュートをお見舞い。しかし、抜群の反応を見せたGKアナトリー・トルビンに防がれ、久々のチャンスを仕留めることができない。

 このままではグループステージ敗退が決まるウクライナ代表。指揮官のセルゲイ・レブロフ監督は81分にアンドリー・ヤルモレンコをピッチに送り込み、システムを4-4-2に変更して攻撃の活性化を図る。直後の83分には、ウクライナ代表が右サイドでコーナーキックを獲得。ルスラン・マリノフスキーが直接ゴールを狙ったキックを放ったものの、ベルギー代表のGKクーン・カステールスがゴールライン上でなんとか掻き出した。

 結局、そのまま試合は0-0で終了。ベルギー代表が2位で決勝トーナメント進出を決めた一方、ウクライナ代表は最下位でのグループステージ敗退が決まった。ベルギー代表は、来月1日にラウンド16でフランス代表と対戦する。

【スコア】
ウクライナ代表 0-0 ベルギー代表

【得点者】
なし

【スターティングメンバー】
ベルギー代表(4-2-3-1)
GK:カステールス
DF:カスターニュ、ファース、フェルトンゲン、テアテ
MF:ティーレマンス(62分 マンガラ)、オナナ、トロサール(62分 カラスコ)、デ・ブライネ、ドク(77分 バカヨコ)
FW:ルカク(90分 オペンダ)

ウクライナ代表(5-3-2)
GK:トルビン
DF:ティムチク、ザバルニー、スヴァトク(81分 ヤルモレンコ) 、マトヴィエンコ、ミコレンコ(58分 ジンチェンコ)
MF:シャパレンコ(70分 ヴァナト)、ブラツコ(70分 ステパネンコ)、スダコフ
FW:ヤレムチュク(70分 マリノフスキー)、ドフビク

By サッカーキング編集部

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