ドイツ戦に向けた胸中を明かしたMFダニ・オルモ [写真]=Getty Images
EURO2024・ラウンド8でドイツ代表との対戦を控えるスペイン代表のMFダニ・オルモ(ライプツィヒ/ドイツ)が、インタビューに応じた。4日付で、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
カタールW杯後に就任したルイス・デ・ラ・フエンテ監督の下、2012年大会以来となるEURO優勝を目指すスペイン代表は、“死の組”と称されたグループBを3連勝、3試合連続クリーンシートで文句なしの首位突破。その勢いのままに、ラウンド16ではMFファビアン・ルイスやFWニコ・ウィリアムズらのゴールでジョージア代表に4-1と大勝し、ホスト国のドイツ代表が待つラウンド8に駒を進めた。
ドイツ代表との対戦を5日に控える中、ライプツィヒで主力を張るMFダニ・オルモがインタビューに応じる。同僚のDFダヴィド・ラウムとDFベンヤミン・ヘンリヒスを始め、多くの知人がドイツ代表に選出されている同選手は「彼らのことをよく聞かれるか? うん。チームメイトやライバルだったりとよく知っているからね」と告白。続けて「自国開催となるEURO。彼らにとって優勝は義務に近いはず。でも、僕たちはとても上手く行っているし、自分たちの試合を続けていくつもり」とスタイルを貫く決意を口にした。
またオルモは、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督にも言及。かつて師事し、勝手知ったる相手指揮官については「彼がライプツィヒやバイエルンでやろうとしていたことを代表チームで見ることがある。常に変化を求め、驚かせようとする監督なんだ。僕たちは注意を払わなければならない」と警戒。さらに「これまで彼がやってきたことは、すべてうまくいっている。彼の若さも、ドイツにさらなるモチベーションを与えている要因だと思う。あらゆることに対応できるように、備えないと」と述べた。
今大会初先発となったグループB第3節アルバニア戦で1アシストを記録すると、先のジョージア戦では1ゴールを決めるなど、コンディションが上がっているオルモ。“天井はない”と強調した同選手は「もっと上に行ける。この試合は成長し続けるチャンス」としつつ、「チームも、すべてにおいて改善の余地がある。攻撃面でも、守備面でも、プレーをより具体化することでもね。ジョージア戦では4ゴールを決めたけど、もっと得点するチャンスはあった。(向上心が)このチームのいいところ。僕たちは若いチームだけど、経験を積んでいるから、全ての面で向上できるはずだ」と意欲を燃やしている。
EUROを優勝した暁には「手始めに髪を切って、染めようかな」と語ったオルモは、慣れ親しんだ国を相手にどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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