フランス代表としてEURO2024を戦うエンバペ(右)とグリーズマン(左)[写真]=Getty Images
EURO2024に参加中のフランス代表FWキリアン・エンバペが、一部のファンやメディアから批判を受けるFWアントワーヌ・グリーズマンを擁護した。4日、フランスメディア『フット・メルカート』が同選手のコメントを伝えている。
今大会の優勝候補と謳われているフランス代表は、初戦でオーストリア代表を下したものの、その後はオランダ代表とポーランド代表を相手に引き分け、まさかのグループステージ2位通過。ラウンド16ではベルギー代表を破って準々決勝に駒を進めたが、これまで記録した3得点はいずれもPKかオウンゴールとなっており、不振に陥る攻撃陣には少なくない批判が集まっている。
なかでもバッシングを受けるのが、フランス代表の中心選手として大きな期待を寄せられているエンバペとグリーズマンだ。そんななか、“レ・ブルー”のキャプテンを務めるエンバペが準々決勝ポルトガル代表戦の前日会見に出席。「アントワーヌは最近ちょっとひどい目に遭っている。特に批判が自国からのものであるのは理解し難いし、不公平だと思う」と同僚に対しての世間からの声に、自身の見解を示した。
また、「彼は代表チームに多くのことを与えてくれた選手であり、それが認められることは重要だと思う。彼は今ちょっとした荒波の中にいるが、それを言うのは恥ずかしいことではない。彼はみんなのサポートを受けている」とコメント。続けて、「彼は常にチームのために全力を尽くしてきた。フランス代表の近代史において最高の選手の一人だ」と擁護しつつ、「顔を見ればわかる。彼は全力を尽くしているんだから、どうか彼を助けてあげてほしい」とサポートを呼びかけている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト