イングランド代表を率いるサウスゲート監督 [写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、EURO2024準々決勝のスイス代表戦でシステム変更に踏み切る可能性があるようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在開催中のEURO2024で悲願の初優勝を目指しているイングランド。デンマーク代表、スロベニア代表、セルビア代表と同居したグループCを1勝2分で首位通過し、ラウンド16では延長戦の末にスロバキア代表を撃破。しかし、今大会屈指の超豪華なスカッドを擁しながら、低調なパフォーマンスに終始していることもあり、2016年から指揮を執るサウスゲート監督への批判が強まっている。
ベスト4進出をかけた準々決勝で対戦するのはグループAを1勝2分の2位で通過したスイス代表。グループステージ第3戦では最終的に1-1の引き分けに終わったものの、ドイツ代表をあと一歩まで追い詰め、ラウンド16では前回覇者のイタリア代表に2-0で完勝。タレント力ではイングランドら強豪国に劣るものの、組織力の高さから今大会のダークホースに推す声も挙がっている。
今回の報道によると、難しい戦いも予想される大一番でサウスゲート監督がシステム変更に踏み切る可能性があるという。グループステージからラウンド16に至るまで4-2-3-1を採用してきたイングランドだが、チームパフォーマンスが一向に改善されないことや、センターバック(CB)の一角を担っていたマルク・グエイ(クリスタル・パレス)が累積警告で出場停止であることを考慮し、3バックの採用が本格的に検討されているようだ。
具体的なシステムについては現時点で不透明とのこと。『スカイスポーツ』は前線の構成について、最前列のハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)の下にジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)とフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)が2シャドーとして並ぶ形や、ケインとイヴァン・トニー(ブレントフォード)が2トップで並ぶ形が考えられると伝えている。一方で、攻撃の枚数を削り、コナー・ギャラガー(チェルシー)またはコビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)をデクラン・ライス(アーセナル)の“相方”として起用する可能性もあるようだ。
なお、最終ラインの人選についてはカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)、エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)の3人になる可能性が高いとのこと。ウイングバック(WB)はトレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)、ブカヨ・サカ(アーセナル)、キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)、エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)、ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)らが務めることとなりそうだ。
注目の一戦、イングランドvsスイスは日本時間の6日25時(7日1時)にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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