トリッピアー(左)とサカ(右)がスイス戦でWB起用か [写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は、EURO2024準々決勝スイス代表戦で3バックを用いる可能性が高いようだ。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。
ラウンド16のスロバキア代表戦では敗色濃厚から一転、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)とハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)の大仕事で勝ち進んだ“スリー・ライオンズ”。優勝候補に挙げられる豪華メンバーを揃えながらも、大会を通じて低調なパフォーマンスに終始しており、サウスゲート監督の采配は批判の的となっている。
そんななか、ここまで4-2-3-1、4-3-3を採用してきたサウスゲート監督は、スイス代表戦で3バックへの変更を検討している模様。そして、システムの要となるウイングバックには、キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)とブカヨ・サカ(アーセナル)が先発する見込みとのことだ。トリッピアーは右サイドバックが本職だが、EURO2024ではチーム事情により左SBでのプレーが続いていた。一方、右ウイングが主戦場のサカは、2019-20シーズンと20-21シーズン、アーセナルで左サイドバックと左ウイングバックでの起用がメインだった。
サウスゲート監督から「私たちにとって素晴らしい仕事をしている」と賛辞を送られたトリッピアーは、トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)よりも経験値と守備面での貢献度が勝る点が評価されているようだ。一方、左ウイングバックの候補にはルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)もいるが、負傷の影響で2月以降は実戦から遠ざかっている。サウスゲート監督はショーのフィットネスに問題がないことを強調しているが、試合勘を考慮してサカがファーストチョイスとなるのかもしれない。
なお、3バックの人選については、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)、ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)、エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)の3人になる可能性が高いと予想されている。
EURO2024準々決勝イングランド代表vsスイス代表は、日本時間6日25時(7日1時)にキックオフを迎える。勝者は準決勝でオランダ代表またはトルコ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト