オランダ代表のクーマン監督 [写真]=Getty Images
オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督が、PK判定への不満を口にした。10日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
EURO2024準決勝が10日に行われ、オランダ代表はイングランド代表と対戦。7分にシャビ・シモンズの豪快な一撃で先制したものの、18分にPKからハリー・ケインに同点弾を許すと、90+1分にはオリー・ワトキンスに決勝点を奪われ、1-2で逆転負けを喫して敗退となった。
話題となっているのはイングランドが同点に追いついたPKの場面。ケインがシュートを放った際に、やや遅れてタックルに入ったデンゼル・ダンフリースの足裏がケインの足に直撃してしまい、オンフィールド・レビューの結果、イングランドにPKが与えられていた。
試合後、このPK判定について聞かれたクーマン監督は「私の意見ではPKであるべきではなかった。彼はボールを蹴った後に靴が当たった。私たちはまともなサッカーができないと思う。これはVARのせいで、本当にサッカーを台無しにしてしまっている」と不満を強調した。
また、イギリスのテレビ局『ITV』で解説を務めた元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏も「DFとしてこれは完全に恥ずべき判定だと思う。あれがPKになるはずがない。彼(ダンフリース)はただ自然にシュートをブロックしただけだ。私はPKではないと思う」と自国チームにとっては貴重な同点弾に繋がったものの、正直な感想を口にしている。
By サッカーキング編集部
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