スペイン代表MFダニ・オルモ[写真]=Getty Images
ライプツィヒに所属するスペイン代表MFダニ・オルモがEURO2024・決勝のイングランド代表戦を前にした記者会見で決勝への意気込みを語った。12日、スペインメディアの『マルカ』などが報じた。
スペイン代表は、“死の組”と称されたグループBに入るも、3戦全勝の首位通過を果たすと、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でジョージア代表を4-1で撃破。準々決勝では開催国のドイツ代表と死闘を演じたが、延長後半終了間際にMFミケル・メリーノが劇的な勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利した。準決勝はフランス代表に先制を許す苦しい展開となったが、FWラミン・ヤマルが「16歳362日」での大会最年少ゴールを決めて同点に追いつくと、MFダニ・オルモが3試合連続ゴールを奪い、3大会ぶりに決勝の舞台へ駒を進めた。
記者会見に登壇したダニ・オルモは、決勝に臨むチームの姿勢について「現在チームが機能しているのに、なぜ変える必要があるの?自分たちは独自性を持ち、選手の特性に合わせてカスタマイズされたプレーのアイデアを示している。それでうまくいっているし、自分たちの武器も持っている。ただ、常に違うこと、新しいことをする必要もあるのも確かだ。監督がいつも言うように、いつだって成長できるから。ただ、いつもと同じように決勝に向け準備をするつもりだよ」と説明した。
また、決勝で今大会4ゴール目を狙うかと質問を受けると、「ひとつのモチベーションではある。けど、 試合に勝つことさえできれば、自分がゴールしようが、(GKの)ウナイ・シモンがゴールしようが同じことさ。絶対に同じ。大事なのは試合に勝つことなんだ」と、チームの勝利が最優先だと語った。
そして、「自分たちは苦しんできた。延長戦までもつれた準々決勝のドイツ戦や、同点にされそうになった準決勝のフランス戦など簡単ではなかった。自分たちにも悪い経験や改善すべき点があり、それが今の自分たちを作り上げた。今、残されたこと(決勝)に集中して、自分たちが知っている方法でベストを尽くす」と決勝までの道のりについて振り返り、「12年ぶりにEUROで優勝するチャンスがある。それが我々の望みだ」と意気込みを語った。
By サッカーキング編集部
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