ミュラーが代表引退を決断か [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、ナショナルチームでのキャリアに終止符を打つ可能性が高いようだ。10日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
EURO2024でベスト8敗退という結果に終わり、自国開催での欧州制覇は叶わなかったドイツ代表。36歳のユリアン・ナーゲルスマン監督が率いるチームはグループステージを2勝1分で首位通過すると、ラウンド16ではデンマーク代表を2-0で撃破。準々決勝では後に大会のファイナリストとなるスペイン代表と激闘を演じたものの、延長後半終了間際に決勝点を献上し1-2で惜敗した。
そして、このスペイン戦がミュラーにとってドイツ代表でのラストマッチとなる可能性が高いようだ。『スカイスポーツ』や『ビルト』が報じたところによると、未だ正式表明は行われていないものの、34歳の同選手はナショナルチームからの引退を決断したとのこと。一方でクラブキャリアは今後も継続する模様で、2025年6月末までとなっているバイエルンとの現行契約を全うするものと見られている。
なお、選手本人はスペイン戦後のインタビューにて「現実的に言えば、これが僕にとって最後の代表戦になる可能性がある」と代表引退を示唆。その上で「ナーゲルスマン監督と話し合うつもりだ。僕たちは良好な信頼関係を築いている。でも、(代表引退は)現実的な可能性としてあり得るよ」と語っていた。
2010年3月に代表デビューを飾ったミュラーはここまで国際Aマッチ通算131試合に出場し45ゴール41アシストをマーク。自身初の大舞台となったFIFAワールドカップ南アフリカ2010で5ゴールを挙げて得点王に輝くと、4年後のFIFAワールドカップブラジル2014でも5ゴールを記録し優勝に貢献した。この2大会を含めFIFAワールドカップには4度出場。EUROも今回が4度目の出場だった。
By サッカーキング編集部
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