パリSGに所属するブラジル代表DFマルキーニョスが、同クラブでのレギュラーポジション確保に向けて意気込みを示した。大手メディア『ESPN』のブラジル版が20日に伝えている。
今夏にチェルシーからブラジル代表DFダヴィド・ルイスが加入したことで、出場機会の減少が予想されるマルキーニョスには、新センターバック獲得を狙うバルセロナが熱心にアプローチしていたと言われている。だが、高額な移籍金の支払いに難色を示したバルセロナが獲得から手を引いたことで、同選手のパリSG残留が濃厚となっている。
マルキーニョスは、『ESPN』のインタビューで、今後もパリSGでプレーを続けることを明言するとともに、レギュラーポジション奪取に向けた意気込みを語っている。
「まず最初に言っておきたいのは、僕はパリSGに今後もとどまるということだ。ここでの仕事を続けたいと思っているからね。確かに、今夏にいくつかのクラブからオファーがあったことは事実だけど、それらのオファーは全て、(ナセル・アル・ケライフィ)会長が断ったんだ。会長は僕のことをとても信頼しているし、僕の希望は残留することだよ」
「昨シーズン、僕はパリSGのレギュラーとして相応しいパフォーマンスを見せることができなかった。でも、今シーズンはワールドカップに出場した選手の合流が遅れていることで、試合にも出場できている。チームには世界最高のDFと評されるチアゴ・シウヴァとダヴィド・ルイスがいる。僕にとって、彼らとともにプレーできることはとても良いことだと思っている。彼らから学ぶことで、自分が同じようなレベルに成長したいと考えているんだ」
また、ドゥンガ新監督率いるブラジル代表メンバーに招集されたマルキーニョスは、自身が欠場したブラジル・ワールドカップについても言及している。
「正直なところ、ワールドカップに参加できることを期待していたんだ。特に、昨シーズンの終盤は良いパフォーマンスを見せることができていたからね。でも、ワールドカップのメンバーに選ばれることはなかった」
「大会の終わり方が悪かったから“沈む船”に乗らなくて良かったという意見もあるようだけど、僕はそうは思わない。ワールドカップに出場することは自分の夢だし、僕はあの場にいたかった。これは僕の正直な気持ちなんだ」
(記事/超ワールドサッカー)