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去就を噂されるアンリが明言「僕の将来はサッカーとともにある」

2014.10.18

現役引退と、パリSGやモナコからのオファーを否定したアンリ [写真]=Arsenal FC via Getty Images

 MLSメジャー・リーグ・サッカー)のニューヨーク・レッドブルズに所属する元フランス代表FWティエリ・アンリが17日、フランス紙『フィガロ』のインタビューに応え、自身の去就問題について語った。

 NYレッドブルズアンリとの契約を延長しないという報道もあり、同選手は引退も噂されていた。これについて「みんなは誤解している。あんまりこういう話をされるのは嬉しくない。そういう発言はキャリアの終わりにするものだ。例えば『今週末ハットトリックしたんだ。ワールドカップで優勝したんだ』という時にそれを言うことは出来ないだろ。2日後にリーグ戦の試合がある状況で言うものではないよ」と、まだMLSのシーズンが終わっていない中で引退の宣言をすることはないと言及している。

 さらにプレーに対する喜びについて、「プレーする喜びはずっと一緒だ。デビュー当時から全く変わっていない。逆にプレーは変わった。昔は出来たプレーが出来なくなったり。でも20年もたったんだからそれは普通のこと。自分のやりたいプレーを、年齢に合わせてやるんだ。そしてチャレンジしていく。それが長いキャリアを通じて得たものだ」と語り、自身の年齢に合わせてプレースタイルを変えてきたことを明かした。

 引退後に楽しみにしていることを問われたアンリは「キャリアを終えた後の楽しみは…お酒を飲みながら試合を観て、孫たちに『わしも昔はここでなぁ…』、『おじいちゃん、もういいって。それ何度も聞いたよ』って会話をしたいんだ」と、いつか来る余生の妄想を語った。

 10日にスペイン紙『スポルト』などが、アンリに対してパリSGモナコからオファーがあり、欧州復帰の可能性を報じていた。しかし、こういった報道に対して同選手は「それには答えないよ。その噂がどこから来たかはわからない。僕は具体的な話だけがしたい。」と噂を否定した。

 アンリが今後どこでプレーするかは未定だが、リーグ戦終了後に決断を下すとして、「まだ考えをまとめるのに時間がある。心配しないでほしい。僕の将来はサッカーとともにある。ここに残らないとしても、本当にプレーするのが好きなんだ」と語り、改めて引退はせず、現役を続けるという方針を明かしている。

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