パリ軽罪裁判所は27日、バスティアに所属するブラジル人FWブランドンに対して、1カ月の懲役刑を言い渡したことが明らかになった。同日付のフランス紙『レキップ』など各紙が報じている。
ブランドンは8月16日に行われたリーグ・アン第2節のパリSG戦の試合後、ロッカールームに戻る途中、パリSG所属のMFティアゴ・モッタに頭突きを見舞い、鼻骨を骨折させていた。9月には聴聞会が行われ、当事者に対して事情聴取を行い協議した結果、同選手は6カ月の出場停止処分を科された。
被害を受けたT・モッタは、「試合中に、ブランドンは『試合が終わったら待っていろよ』と言っていたが、まさか本当にやるとは思わなかった」と警察に述べ、予想外のことだったと明かしている。
そして27日、法廷の場に立ったブランドンは1カ月の懲役刑と、2万ユーロ(約300万円)の罰金を科せられた。
なお、同選手の弁護士を務めるオリヴィエ・マルタン氏は、実際にブランドンが収監されることはなく、奉仕活動などを行うことによって刑を務めるだろうと述べている。