主審と口論するイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images
パリSGは、1月30日に行われたリーグ・アン第23節でレンヌと対戦し、1-0で勝利を収めた。同試合で、主審をも支配してしまったスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ。今度はオランダ人ジャーナリストがイブラヒモヴィッチに踊らされてしまった。オランダメディア『zoomin.tv』がインタビューの一部始終を動画で公開している。
試合は、アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシの決勝ゴールでパリSGが勝利。また、試合中にイブラヒモヴィッチは主審の「こっちに来い」との指示を無視し、にらみ合った結果、主審が同選手のところへ行き注意を行っていた。
試合終了後、オランダ人記者に、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニと仲が悪いという噂について質問されたイブラヒモヴィッチ。この質問を面白くないと思った様子だが、怒ってインタビューを切り上げるかわりに、記者とやり合うことに。
まず、カバーニとの不仲を「たくさんの人」が言っていると記者が主張すると、ズラタンは「たくさんの人なのか、あなたなのか?」と聞き返す。しかし、記者があくまでも質問に拘り続けると、ズラタンは「俺本人より、よく知っているみたいだね」と言い返した。
ズラタンがジロリと睨みつけるが、記者は何とか自分の立場を守ろうと話し続ける。しかし、「俺よりサッカーを知っているのか?」と追い打ちをかけられて立場は一転した。
記者:「たくさんの人がエデンソン・カバーニと不仲だと噂しているけど本当ですか?」
ズラタン:「たくさんの人なのか、あなたなのか?」
記者:「ジャーナリストや他の人たちも話してます」
ズラタン:「たくさんの人なのか、あなたなのか?」
記者:「僕もたまに話しますけど、本当のところ彼との関係はどうなんですか?」
ズラタン:「俺本人より、よく知っているみたいだね」
記者:「まさか!違います!」
ズラタン:「そのことについて書いてるんだろ?」
記者:「僕はあなたの答えを待ってるだけです」
ズラタン:「まだ話を続けているけど、どうやって(不仲だと)わかるんだ?」
記者:「あなたがこのクラブに来てから多くのゴールを決めているのは分かっています。だけどたまにパスを出せば良い場面もある。コーチでさえも言っていました」
ズラタン:「俺よりサッカーを知っているのか?」
記者:「まさか!」
ズラタン:「では、なぜここで質問しているんだ?」
記者:「仕事をしてるんです!」
ズラタン:「君はジャーナリスト?それともカメラマン?」
記者:「ジャーナリストです」
ズラタン:「だったら、なぜカメラを抱えている?カメラマンを連れてくるべきだろう」
記者:「ボスに言われて・・・」
ズラタン:「予算がないんだね」
最後のやりとりで笑いをとり、記者をやりこめて満足した様子のイブラヒモヴィッチはその後、「俺らの関係はパーフェクトだ。チームが良いパフォーマンスを見せられれば、俺らも良いプレーをしたということだ。それが答えだよ」と穏やかに本来の質問に答えている。