得点を喜ぶパリSGイレブン [写真]=Getty Images
リーグ・アン第37節が16日に行われ、モンペリエとパリ・サンジェルマンが対戦した。
この試合で引き分け以上の成績を収めれば、3シーズン連続5回目の優勝が決まるパリSG。しかし、同試合ではエースのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチを負傷で、イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティと元同国代表MFティアゴ・モッタを出場停止で欠いた状態で臨んだ。
試合が動いたのは17分。パリSGが左サイドでFKを獲得する。これをクイックリスタートで始めて中央へ繋ぐと、アドリアン・ラビオのスルーパスに抜けだしたブレーズ・マテュイディが右足で流し込み、先制に成功した。
さらに26分、右サイドのハビエル・パストーレがスルーパスを出すと、オーバーラップしたセルジュ・オーリエがゴール前に速いクロスを送る。これを走りこんだエセキエル・ラベッシが右足で蹴りこみ、リードを2点に広げた。
一方、ここまでチャンスを作れないでいたモンペリエだが、ラッキーな形で得点が生まれる。40分、右サイドのアントニー・ムニエが左足でクロスを上げると、カーブのかかったボールはそのままゴール左上に吸い込まれ、モンペリエが1点を返した。前半は2-1でパリSGがリードして折り返す。
後半はホームのモンペリエが猛攻を仕掛ける。ルーカス・バリオスや途中出場のケヴィン・ベリゴーに決定機が訪れたが、パリSGはチアゴ・シウヴァやGKサルヴァトーレ・シリグを中心になんとか防ぐ展開が続く。
自陣に押し込まれるパリSGは、69分にラベッシを下げてルーカスを投入する。80分、カウンターから右サイドを上がったオーリエが右足でシュートを狙ったが、GKジョナタン・リガリの好守に阻まれてしまう。
後半アディショナルタイム1分には、ペナルティエリア左に進入したパストーレがシュートを放ったが、惜しくもクロスバーに当たり追加点とはならなかった。
このまま試合は終了し、2-1でモンペリエを下したパリSGの3連覇が決まった。
最終節、パリSGはホームにスタッド・ランスを迎える。
【スコア】
モンペリエ 1-2 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 17分 ブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン)
0-2 26分 エセキエル・ラベッシ(パリ・サンジェルマン)
1-2 40分 アントニー・ムニエ(モンペリエ)