3冠達成を喜ぶパリSGイレブン [写真]=Getty Images
クープ・ドゥ・フランス決勝が30日に行なわれ、オセールとパリ・サンジェルマンが対戦した。
パリSGはリーグ・アン、クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグ・カップ)で優勝を果たし、フランス史上初の国内3冠を目指して決勝戦に臨んだ。一方のオセールはリーグ戦では9位に終わり1部昇格を逃している。それだけに今大会にかける思いはパリSGに負けずとも劣らない。
この試合最初のシュートを放ったのはオセール。フレデリク・サンマリタノが低い弾道のシュートを放ったが、GKニコラ・ドゥシェズがセーブ。これが、オセールの前半、唯一の攻撃となった。
その後はパリSGの猛攻が続く。17分、エディンソン・カバーニのボレーは僅かにゴールの枠を外れた。
続く40分、パリSGはグレゴリー・ファン・デル・ヴィールがモッタにクロスを入れるが、モッタのシュートは右ポストを直撃。前半はスコアレスで終了する。
後半もパリSGが試合の主導権を握る。55分、マクスウェルのクロスに合わせたカバーニが強烈なヘディングシュートを放ったが、GKドノヴァン・レオンがビッグセーブを披露し得点を許さない。
均衡が破られたのは65分。ダヴィド・ルイスのパスを受けた右サイドのファン・デル・ヴィールがクロスボールを送ると、ニアに走りこんだカバーニがヘッドで合わせる。シュートはクロスバーを直撃したが、跳ね返ったボールがレオンに当たりゴールラインを割った。パリSGがついに先制に成功した。
このまま試合は1-0で終了し、パリSGが、リーグカップ、リーグ戦に続く3つ目のタイトルを獲得した。通算9度目のクープ・ドゥ・フランス優勝を果たしたパリSGは、フランス史上初の3冠を達成したチームとなった。
【スコア】
オセール 0-1 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 65分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)