ラベッシ(左)と談笑するディ・マリア(右) [写真]=Getty Images
リーグ・アン第4節が30日に行われ、モナコとパリ・サンジェルマンが対戦した。
3連勝で快調なスタートを切った昨季王者のパリ・サンジェルマン。今夏もアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアやフランス代表DFレイヴァン・クルザワらを獲得し、更に選手層の厚さが増している。この日はエースのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが負傷から復帰。また、ディ・マリアが初のベンチ入りを果たし、新天地でのデビューに期待がかかる。一方、モナコは25日に行われたチャンピオンズリーグ予選プレーオフでバレンシアに勝利を収めたが、2試合合計スコア3-4で一歩及ばず敗退となった。心機一転、リーグ戦で力を発揮したいところだ。
試合は開始からパリ・サンジェルマンが強さを見せる。6分、右サイドを駆け上がったセルジュ・オーリエがアーリークロスを供給。これをエリア内左の位置で受けたイブラヒモヴィッチがワントラップから右足でシュート。しかし、ここは惜しくも枠の右に外れてしまった。
続く16分、ハーフウェイライン付近でボールを持ったマルコ・ヴェッラッティが前線にロングボールを送る。ゴール前に抜けだしたルーカスがこれを受けてGKと一対一になったが、シュートはミートしきれずにGKダニエル・スバシッチに抑えられてしまった。
前半はパリ・サンジェルマンが優位に試合を運びながらも得点することができず、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がりにチャンスを作ったのはモナコ。49分、右サイドのトマ・ルマルがエリア右横から中央に切れ込み、エリア内右のアントニー・マルシャルへパス。ゴール前のステファン・エル・シャーラウィがマルシャルからラストパスを受け、ダイレクトシュートを狙ったが、ここはGKケヴィン・トラップにキャッチされてしまった。
試合が動いたのは57分。左サイドのマクスウェルがエリア手前左のイブラヒモヴィッチへパス。イブラヒモヴィッチがサイドを駆け上がったブレーズ・マテュイディへパスを送ると、マテュイディがダイレクトでクロスを供給。これをニアに飛び込んだエディンソン・カバーニが頭で押し込み、パリ・サンジェルマンが先制に成功する。
更に攻勢を強めるパリ・サンジェルマンは、66分にルーカスを下げてディ・マリアをピッチに送り込んだ。直後の67分には右サイドのディ・マリアが左足でクロスを送ると、ゴール前のカバーニがダイビングヘッドで狙ったが、ここは惜しくもGKの正面だった。
パリ・サンジェルマンの猛攻は続く。73分、エリア手前左でボールを持ったイブラヒモヴィッチがゴール前にスルーパスを出すと、エリア内左に走りこんだカバーニがダイレクトでゴール右に流し込んだ。カバーニのこの試合2点目が決まり、リードを2点に広げた。
続く83分、ハーフウェイライン手前でボールを持ったディ・マリアが前線にロングボールを送ると、途中出場のエセキエル・ラベッシがゴール前で受けて右足シュート。ボールはゴール右に突き刺さり、パリ・サンジェルマンが試合を決定づける3点目を決めた。
このまま試合終了のホイッスルが鳴り、パリ・サンジェルマンが3-0でモナコを破っている。パリ・サンジェルマンは開幕から4連勝。一方、モナコは今シーズン初黒星を喫した。
次節、モナコは敵地でアジャクシオと、パリ・サンジェルマンはホームでボルドーと対戦する。
【スコア】
モナコ 0-3 パリ・サンジェルマン
【得点者】
0-1 57分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)
0-2 73分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)
0-3 83分 エセキエル・ラベッシ(パリ・サンジェルマン)