ゴール後にユニフォームを脱いだカバーニ [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマンに所属するウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニへ提示されたイエローカードに関して、サポーターらが取り消しを求めている。2日付のスペイン紙『マルカ』などが伝えた。
11月30日に行われたリーグ・アン第15節アンジェ戦に先発出場したカバーニは、66分にPKで得点を決めた。これは同選手にとってパリ・サンジェルマンでの記念すべき通算100点目となったが、ゴールを決めたカバーニはユニフォームを脱ぎ、その下のシャツを披露。そこには、航空機の墜落事故で亡くなったシャペコエンセ(ブラジル)の選手たちへ捧げるメッセージが記入されていた。
しかし、ルール上はユニフォームを脱いだ選手には警告が提示される。カバーニに対しても例外が認められることなく、主審はイエローカードを出した。
しかし同紙によると、サッカーの有識者たちは事故の感情的な側面を考慮し、ルールよりも世間の常識的なとらえ方が勝るべきであると主張。サポーターもリーグ運営機関に、カバーニの行為を例外的に認め、イエローカードの取り下げを請願したという。
しかし、審判部長を務めるパスカル・ガリビアン氏は、「素晴らしい動き」とカバーニの行動を称えつつ、「これはルールが当てはまるため、カバーニの行動を先例として設定することはできない」とコメント。警告取り消しはできないとの見解を示した。
By サッカーキング編集部
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