バロテッリが一連の報道を強く批判した [写真]=Romain Perrocheau/Getty Images
ニースに所属するイタリア人FWマリオ・バロテッリは、インタビューで語った言葉の一部のみが切り取られたことに対し、自身のインスタグラムで激しい怒りを表した。
今シーズンここまでリーグ・アン16試合に出場し、10ゴールを挙げているバロテッリ。15日に『Radio Monte Carlo』のインタビューに応じ、注目している若手選手や、イタリア代表復帰への思い、そして1月20日に行われたリーグ戦第21 節のニース戦(1-1)で相手サポーターから受けた人種差別チャントについてなど、さまざまな話題を繰り広げたという。
しかし実際、メディアに注目されたのは「(パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FW)エディンソン・カバーニは怪物的な選手だとは思わない」という発言のみ。同チームのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、そしてモナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオのほうが、”怪物的”と呼ぶにふさわしいと語ったのは事実だが、その部分のみが大々的に報じられ、他の話題への注目がなかったことに強い不快感を示した。
「新聞が書き立てるのはカバーニの話題だけ。本当に馬鹿げている」と批判すると「インタビューは二度と受けない、誰からのインタビューもだ」と強くアピール。「リアルに起きている社会問題についても話したのに、彼らが唯一反応したのはあの話だけなのか?これだから社会も、新しい世代も、どんどんダメになっていく」と、失望感を露わにしている。
この投稿には3万を超える「いいね!」が集まっており、バロテッリの発言の持つ注目の高さがうかがえる。現在リーグ3位につけるニースは、次節アウェイで10位のナントと対戦する。
By サッカーキング編集部
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