ジダン監督は現役最後の試合となったドイツW杯決勝で思わぬ形で退場となってしまったことを後悔しているようだ [写真]=Getty Images
現在、指揮官を務めるレアル・マドリードやフランス代表で一時代を築いた元同代表MFジネディーヌ・ジダン監督が現役最後の瞬間を振り返った。3日付でフランスメディア『TeleFoot』がそのインタビュー内容を報じている。
現役最後の大会として臨んだ2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会では主将としてチームを牽引し、フランス代表を準優勝に導いたジダン監督。しかし、決勝では延長後半に元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏の挑発を受け、同選手に“頭突き”を見舞い、退場処分となってしまった。
その輝かしいキャリアに反して、やや後味の悪いものとして今もサッカーファンの脳裏に焼きついている光景だが、本人も受け入れがたい気持ちが残っているようだ。
「あのジェスチャーは誇りに思わないよ。若者たち、コーチたち、サッカーを別のものにする全ての有志たちのためにね。しかし、あれも私のキャリア、人生の一部だ。決して楽しむことではないが、私たちが受け入れなければならないものだ」
結果として、決勝戦終盤で能力的にも精神的にも支柱であったジダン監督を失ったフランス代表はその後のPK戦の末、イタリア代表に敗れ準優勝となってしまった。このことも本人の“後悔”に少なからず影響しているのだろうか。
By サッカーキング編集部
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