東京五輪参加を希望していた、PSGのエンバペ [写真]=Getty Images
フランスサッカー連盟のノエル・ル・グラエ会長は、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの東京オリンピック参加を諦めていないようだ。11日に、フランス紙『レキップ』が報じている。
現在21歳のエンバペは、東京オリンピックにU-23フランス代表として参加する資格を有している。だが、PSGにとってエンバペはもはや必要不可欠な存在。仮に、オリンピックやほぼ同時期に開催が予定されているEURO2020にも出場するとなると、オフは事実上返上。プレシーズンのチーム合流にも遅れることが確実なため、クラブとしては東京行きを阻止したい格好だ。
しかし、ル・グラエ会長はエンバペのオリンピック行きについて希望を捨てていないようだ。
「キリアン(・エンバペ)のような選手がオリンピックに出場したいと思うことについて、世間は同情的だと思う。これは非常にポジティブなこと。我々は、PSGと交渉を続けていくことだろう」
「彼のオリンピック行きを信じているよ。キリアンだって、それを望んでいるんだ。PSGは『ノー』と言ってきたが、まだ少し時間がある」
世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響で、一部では東京オリンピックやEURO2020の開催可否を問う声も挙がっているが……。引き続き、エンバペをめぐる招集問題に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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